言論の金網デスマッチ、その勝敗は!?


2014/10/26  ”時事評論シリーズ ”   
ーペンで戦うフリー・ライター、二階堂 新、本日は、世間を騒がせる「在特会」(1)の「ヘイトスピーチ」について取り上げてみたいと思います。以下、10月20日(月)午後4時から行われた「ニコ生」の「橋下徹大阪市長と在日特権を許さない市民の会との意見交換 生中継」からの抜粋をお届けします。  
 場所は、大阪市役所内の一室。報道陣が待ち構えるその部屋には、机が二つある。もう10月も後半だというのに、扇子を広げパタパタと扇ぎながら、椅子に座って待つ「在特会」の桜井誠会長。やがて橋下徹大阪市長が、市役所の関係者、黒いスーツ姿の精悍なSPら数名を引き連れ登場する。ノー・ネクタイの白いシャツ、黒いスーツの橋下市長が、机の前の椅子に座る。
 「ただ今より、橋下徹大阪市長と在日特権を許さない市民の会桜井誠会長との意見交換を行います」と司会者の声。 
 報道各社のマイクが並ぶ机の前に座った両者、終に一対一の言論デスマッチがスタート!   
 「先に言ってもらった方が、いんじゃないですか」と橋下市長が口火を切る。すると「ヘイトスピーチについてお伺いできます」と最初は謙虚な桜井会長。ところがその後一転、「おまえ!」「てめえ!」と早くも暴言の応酬。椅子から立ち上がり、お互い取っ組み合いを始めんばかりの勢いの二人。素早く関係者と黒いスーツのSPら数名が、二人の間に割って入る。 
 再び椅子に座り、両者仕切り直し。椅子に座った桜井会長、屈強なSPに阻止されたのが余程気に入らなかったのか(笑)、ここでも悪態と暴言を吐く。   
 「座れ!勘違いするなよ」と椅子に座りながら、冷静に話しかける橋下市長。「大阪でそういう発言は止めろ」と釘を刺す橋下市長。「どういう発言なんだ」と聞き返す桜井会長。しかし両者の議論は、平行線のまま。国会議員になって国政で訴えろとアドバイスする橋下市長に対して、桜井会長は、「私は政治に興味がない」と主張する。   
 「ああいう下劣な発言は止めろ!」と諌める橋下市長。「どういう下劣な発言だ!」と言い返す桜井会長。  
 「そういう主張があるんだったら、ちゃんと法的手続きをして訴えるなり、選挙に出て訴えろ」と助言する橋下市長。 
 「一体何の権限があって、ヘイトスピーチがどうのこうのって言ってる」と開き直って、橋下市長が発言した新聞の切り抜きを手で翳して訴える桜井会長。   
 「朝鮮人、韓国人という民族をひと括りにして、ああだ、こうだと言うのは止めろ」と諭すように言う橋下市長。「彼らが日本人をひと括りにして、誹謗・中傷するから叩き返しているだけだろ」と反論する桜井会長。二人の議論は噛み合わず、またも平行線を辿るだけ。政治活動を続けながら、「政治には興味がない」と言い張る桜井会長に、橋下市長が語る。
 「あのなあ、世の中を変えるのは、そんなに簡単なことじゃあないの」「おまえみたいな差別主義者は、大阪にはいらない」と言い切る橋下大阪市長。「誰が差別主義者だ!」と激昂する桜井会長。「おまえだよ!」と畳み掛ける橋下市長。 
 またも両者の議論は、餓鬼の喧嘩へ。議会制民主主義の選挙で選ばれた橋下徹大阪市長と直接民主主義下のデモ活動
でその思想と言論を主張する「在特会」桜井誠会長の議論は、どこまでも噛み合わない。  
 「もういい加減にしろ。もう終わりにしましょうか」と橋下市長が、関係者の方を向いて言う。直ちに司会者が閉会を宣言し、
橋下市長は数名のSPと関係者と共にさっさと退席する。かくして意見交換は、7分で決裂して終了した。一人になった部屋で、尚も最後まで報道陣のカメラに向かって暴言を吐く桜井会長。   

      *      *      *    

 以上、7分間に及んだ言論の金網デスマッチ、さてその勝敗は如何に!?やはり私としては、最初から最後まで暴言を吐き続けた桜井誠会長を退け、橋下徹大阪市長を勝者としたい。   
 今まで彼を批判して来たけど、今回の意見交換の生放送で橋下市長を見て、改めて見直した。「在特会」のあの桜井会長に面と向かって意見し、時に強く諌め窘めたのは橋下大阪市長だけではないのか(笑)   
 実を言うと、先週の大阪高裁の裁判傍聴の帰り道、私はすぐ近くの大阪市役所に寄り、市議会傍聴の手続きについて窓口で照会して来た。来月、態勢を整え、私は京都から大阪市議会の傍聴へ出陣する!それまで橋下市長、待っててや~。

<脚注>   
 (1)在特会:「在特会」とは、在日特権を許さない市民の会の略称。在日韓国・朝鮮人が持つ「在日特権」をなくし、通常の  外国人と同等の待遇に戻すことを目的として設立された市民団体。会長は、桜井誠。現在、会員は1万4千人。 
   現在、日本の各都道府県に地方支部があり、在日韓国・朝鮮人の特別永住資格や在日特権の撤廃を目標に街宣・デ  モ行進・集会などの活動を展開している。2009年12月に起きた「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」では、「チーム関   西」の活動家4人が逮捕され、威力業務妨害などで全員に執行猶予付きの有罪が確定した。   
   また現在、東京や大阪で行われたデモ行進の際の過激な発言が、「ヘイトスピーチ」として各界に議論を呼んでいる。

ー写真カットは、暴言を繰り返し椅子から立ち上がり、取っ組み合いを始める勢いの二人の間に割って入る関係者と黒いスーツ姿のSPら。「ニコ生」から転載。   

<参照データ>   
ー「ニコニコ動画」 10/20(月)午後4:00「橋下徹大阪市長と在日特権を許さない市民の会との意見交換 生中継」










  

 





















  
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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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