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コンテイジョン (3)

2020/5/22  ”名作映画”  
ー感染爆発に備え、ワクチン開発を急ぐCDCのへクストール研究員と上司のチーヴァー博士。「ワクチン開発には弱毒性ウィルスを培養に使います。危険性はウィルスが毒性を取り戻して宿主を殺してしまうこと」「結果はいつ分かる」「実験用のサルに聞くわ」
 国家安全保障省の会議室で関係者を前にチーヴァー博士が報告する。「現時点での致死率は25%から30%。ウィルスの新たな変異により”R-O"の係数を4と仮定すると、ワクチンがない現在我々の予想では、今後地球上の12人に1人が感染するだろう」 
 夜、CDCの研究室でチーヴァー博士と携帯で話すへクストール研究員。「ワクチンは出来そうか」「人間に治験するにはまだ数週間かかるわ。その後、ワクチン承認を経て、製造・流通には数ヶ月が必要。死者が増える一方よ」翌日、実験室のラボで意を決したへクストール研究員はまだ開発中のワクチンを自らの身体に打つ。  
 やがてTVニュースがワクチンについて報道する。「ワクチンが政府によって承認され、本格的に製造・流通が開始されました。しかし一般の感染者に届くには一年近く掛かると見られます。問題は誰が最初にワクチンを手にするかです」そして4ヶ月後、CDCの会場で一般人に向けワクチン投与の抽選会が開催される。製造されたばかりの貴重なワクチンは市民に向け誕生日順に投与されることに。  
 そんな中、レンギョウをブログで宣伝し一儲け企んだアランは国土安全安全保障省によって、証券詐欺と共同謀議の容疑で逮捕される。「あなたは噓をついていた。感染もしていなかったし、特効薬とされたレンギョウも噓だった。その噓で450万ドル稼いだ」と捜査官のフレンチがアランに言う。その時、背後から職員が近づき、耳打ちする。「保釈金が」。かくして1200万人のフォロワーが保釈金を支払い、アランは保釈されることに。  
 一方、感染源調査のため現地香港に派遣されたWHOのオランテス医師は中国人の現地職員により拉致される。彼女は香港のある島の村で軟禁。彼らは感染した家族を救うためワクチンを要求。WHOの同僚職員が約束の場所にワクチン100本を届け、無事オランテス医師は開放される。  
 そして4ヶ月後、スタジアムを会場にしたワクチン接種センターで市民に向けワクチン投与が始まる。自宅で亡き妻ベスの遺品のデジカメをチェックするミッチ。そこには香港のレストランで料理人と笑顔で撮ったツー・ショットのカットがあった。 
 ラストシーンは時を遡って、数ヶ月前の映像シーン。ある夜、アルダーソン社のブルドーザーが森の木々を薙ぎ倒す。一斉に飛び去るコウモリの群れ。一匹のコウモリがバナナのかけらを銜え、豚小屋の天井に止まる。床に落ちたそのバナナを食べる豚。やがて豚は食用として香港へ出荷される。香港のレストランの厨房で豚を調理する料理人。料理人はそのまま手も洗わず、レストランに客として来店したベスと握手。ベスと料理人のツー・ショットをデジカメで撮る店長。これが感染第1日目だった。  

            (了)   

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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