太陽を盗んだ男 (1)

 全国100万の邦画ファンの皆さん、今晩は、二階堂 新です。今月は、”真夏の特別企画”と銘打ち、毎週邦画の名作を紹介し、語りたいと思います。   
 本日第1回は、「太陽を盗んだ男」(1979年)です。あの伝説の長谷川和彦監督、レナード・シュナイダー
との共同脚本による日本映画史に残る名作。   
 わが青春の日、私は大学卒業後就職もせず、ひたすら肉体労働のアルバイトに明け暮れた。中上健次のエッセイと小説を読みふけり、ボブ・マーレーを聴き、24歳の私は、アメリカの夢を見続けた。その年の秋見た映画が、
本作「太陽を盗んだ男」だった。皆、用意はいいかい。さあ、中年男の逆襲だ!わが青春の名作をアツク語るぜ!
 ファースト・シーンは、炸裂する原爆実験の映像が一瞬太陽と化し、やがて原爆プラントを双眼鏡で眺める主人公、城戸誠(沢田研二)のアップと続く。次に真紅のクレジットで「太陽を盗んだ男」のタイトルが浮かぶ。 
 一転、サラリーマンと化した中学の理科教師、城戸の日常が淡々と描かれる。授業が終わり、アパートに帰り着くと、部屋の中には実験器具が所狭しと並ぶ。ジャージとトレーナーに着換えると、早速実験に取りかかる。その
夜、老人に変装し、交番で若い警官(水谷豊)に道を尋ねる。隙を突き、その顔面に催眠スプレーを吹きつけると、拳銃を奪う。   
 翌日、誠は3年3組の担当教師として、生徒たちを引率し、バス・ツアーで皇居へ向かう。突然、右翼風の中年
男(伊藤雄之助)が乱入し、バス・ジャックする。銃と手榴弾で武装し、誠と学生らを人質に取る。  
 「バスを走らせろ!皇居へ行け!」と叫ぶ男。   
 皇宮警察の詰所へ突っ込むバス。銃を乱射する男。騒然となる現場。警官、機動隊、警察車両、報道陣が取り囲む。そこへ現れた丸の内警察署の山下警部(菅原文太)が、マイクで訴える。   
 「武器を捨てて、出て来なさーい!」バスから出て来た誠と共に、ハイジャック犯と丸腰で直接対決する山下刑事。二人でバスの車内に入り、男と交渉する。  
 「要求は何だ」「要求は聞くが、その前に人質を開放してくれ」次々とバスから駆け出す女子学生。しかし男は
学生たちを盾にして、その中心で銃を構え皇居へ進む。   
 「逃げろー!」と叫ぶ山下刑事。一目散に逃げる学生たち。銃を放つ男、その銃身をつかむ山下刑事。 
 「今だ。撃てー!」その合図で狙撃班のライフルが火を吹き、男の肩に。尚も立ち上がるが、再び狙撃を受け倒れるハイジャック犯の男。   
 「撃つなー!」「救急車だー!」山下刑事と犯人の男を乗せ、救急車が誠の前から走り去る。  
 その後、「バス・ジャック事件」の奮戦で、ダメ教師の誠を見直す生徒たちの声も。そして誠は中学教師の傍ら、早朝からロッキー並みにトレーニング服でランニングに励む。アパートの自室でも身体を鍛え、着々とその実験をすすめる。   
 「原爆は、誰でも作れる」   
 それは、「プルトニウム239」さえ手に入れることができれば、可能なのだが・・・  
ー以下、第2弾へ続く。  

   Bye now.See you tomorrow.   

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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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