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太陽を盗んだ男 (3)

 長谷川和彦、1946年広島県広島市生まれ。1945年8月、母が原爆投下直後に広島市入りし、胎内被曝者となる。東大英文科に進むが、ノンポリで麻雀とアメリカン・フットボールに熱中する。在学中、今村昌平プロに入社、大学は中退する。   
 1976年、「青春の殺人者」で監督デビュー。同作品は、同年の「キネマ旬報ベストテン」1位になる。1979年、本作「太陽を盗んだ男」を監督。一躍、話題となる。1982年、若手映画監督9人による制作会社「デ
イレターズ・カンパニー」を設立、取締役に就任する。尚、長谷川和彦は、1979年の本作「太陽を盗んだ男」以来現在に至るまで監督作品はない。   
 本作ストーリーに戻る。青いドレス、青い大きな帽子を被り、妊婦に変装した誠は、国会議事堂へ向かう。女子
トイレに入り、まずダミーの原爆を個室に仕掛ける。ボイス・スクランブラーを使い、警察庁へ電話する。 
 「長官をお願いしますわ」「はあ?」「だから田中長官よ!」長官が電話口に出ると、誠は女の声音で警告する。「国会議事堂内の女子トイレに・・・」   
 現場へ駆け付け回収してみると、それはプルトニウムの破片が入ったダミーだった。警察庁内はパニックへ。警察庁長官、総理大臣秘書、原爆研究の専門家の博士らが、対策を練る。その長官室へ誠に指名された、丸の内署の
山下警部が呼び出される。   
 そこへ再び電話が鳴る。受話器を取る山下刑事。同時に、録音テープと逆探知器が作動する。   
 「山下だ」「やっとお話できるのね」「それで要求は」「第一の要求は、今夜のテレビのナイター最後まで見せてー」渋る山下刑事。すると突然、誠は地の男の声で山下を恫喝する。   
 「おまえ等、日の丸しょってんだろー。ガタガタ言わずにオレの言う通りにしろー!」「ガチャン!」  
 警察庁の庁舎を見下ろすホテルの一室に部屋を取り、その窓から天体望遠鏡で彼らの動きを見詰める誠。部屋の
ベッドの上で、テレビと腕時計を睨み続ける。   
 午後9時、一瞬テレビ画面のナイター中継が途切れる。しかしすぐに中継は復活、試合続行。  
 「今夜は、最後までお届けします」と実況アナ。   
 「やりましたー!城戸誠、ついにやりましたー!」と部屋で一人叫び、喜ぶ誠。ホテルの部屋から、また山下刑事に電話する。   
 「合格だ。オレの名前を教えよう。オレは、9番だ」「9番?」   
 それは、当時の米・仏・英による核保有国と南アとイスラエルも含めた8ヶ国の国家に次ぐ、9番目の誠の存在
を意味する。   
 かくして、山下警部らに突き付けた誠の第二の要求とは、ローリング・ストーンズの日本公演であった・・・ 
ー以下、第4弾へ続く。    

   Bye now.See you tomorrow.     

      x    x    x   














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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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