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踊れない国 ニッポン


「時事テーマ」:2013/1/15 ”ダンス・ダンス・ダンス論”   
 昨年9月2日未明、東京・六本木のクラブ「フラワー」に数人の男たちが乱入・襲撃し、飲食店経営の男性を撲殺した事件が起きた。その数週間後、「スタジオゲート」の店名で再開。すると警察は経営者と従業員らを逮捕した。容疑は、風営法違反。店内で客を踊らせたからだった。   
 現在、風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律、「風営法」として知られる法律によって、ダンスを行うには様々な許可と規制を受けなければならない。店とフロアーのサイズは決められ、営業時間は夜12時まで、夜通しのパーテイは不可能となる。   
 警察は2010年から風営法の下、大阪のクラブシーンでオールナイトパーテイを摘発し、無許可営業のクラブを次々と閉鎖へ追い込んだ。今その動きは全国に広がっている。4月15日、テクノで人気のDJ石野卓球が福岡の
O/Dでターンテーブルを回し始めた直後、警察が流れ込み、パーテイは中止された。   
 風営法は終戦直後の昭和23年(1948年)に制定され、当初の取り締まり対象は、レストラン、麻雀サロン、ラブホテル、アダルトショップ、ストリップクラブ、ソープランドと多岐に渡っていた。その後幾度か改正され、最近では1984年に大幅改正された。   
 ところが、大阪のアメリカ村の検挙からすべてが変わった。2010年1月、当時22歳だった大学生が争いにより死亡。近隣のクラブをめぐる争いが発端だった。さらにクラブでの若者の薬物乱用、、近隣住民から深夜の騒音やトラブルの苦情もあり、大阪府警は組織的な摘発に踏み切った。  
 Triangle,Grand Cafe,オンジェム、Joule,Sound-Channel,Lunar Clubとアメリカ村のクラブは警察の摘発の対象となった。廃業に追い込まれたクラブ、やっと再開したクラブもある中、ダンス禁止の余波は再び
大阪、やがて福岡、京都にまで押し寄せた。大阪の梅田で18年営業を続けたクラブ「NOON」に、4月の水曜日の
夜、45人の警察官が摘発に入った。福岡のクラブで石野卓球のパーテイを止めさせた理由は、「新人警官の訓練
のためだった」と後に石野自身が語った。そしてついにー   
 灯台下暗し。長年警察にマークされていた、京都最大のナイトクラブ「WORLD」が、2011年末に閉鎖に追い込まれたことを私は知らなかった。その原因は、ダンスではなく、許可なくバーを増設したためだった。   
 わが京都を愛し、大学時代から住み続けて35年余り。「WORLD」閉鎖に至っては、お上による「風営法」誇大
解釈とクラブ弾圧以外の何ものでもない。  
 現在、全国的に広がる警視庁による「ダンス規制」は、クラブで男女が踊る自由ばかりでなく、若者文化ーダンスと音楽シーン、表現する自由と芸術に対する挑戦である。そしてそれは、日本の民主主義を規制する動きにもつながりかねない。   
 私はフリーライターとして、企画主催者として、これからも「ダンス規制」に断固として抗議し、わがペンと
インターネットで戦い続ける!  
ーこのシリーズ続く。   

<参考文献>:「日本でのダンスはご遠慮ください」  
       原文は、ジェイムズ・ハッドフィールド氏による英文。2012年10月16日、「Time Out 
      Tokyo」に掲載。   
ー尚、写真カットは、「ぎをん かにかくに」の舞妓。本テーマと直接関連はありません(笑)祇園にて、2004年11月13日撮影



 
























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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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