フラガール (2)


 そしてその日から、まどかの指導の下レッスンが始まった。しかし、4人ともダンスの基本動作も出来ない有様。飲み屋で、吉本部長相手に愚痴をこぼすまどか。   
 「炭鉱夫の素人娘が、たった数ヶ月で舞台に上がれるわけないわよ!」  
 それを聞いたハワイアンセンター構想の夢に燃える吉本は、思わずまどかの前で啖呵を切るが、最後には土下座して彼女に詫びる。   
 「先生、あの娘ら一人前のダンサーに育ててくだんせえ~」「この通りだー!」  
 一方、炭鉱場で働く千代は、紀美子が学校を休みダンスの練習を続けていることを知り、レッスン場へ乗り込んで来る。炭鉱の女、千代とプロダンサー、まどか、新旧二人の女が一発触発へ。結局、千代は紀美子を家に連れて
帰る。その夜家では、女手一つで育て上げた母、千代と娘、紀美子の葛藤が続き、言い争う。  
 「高校まで行かせてやって、父ちゃんが生きていたらぶっ飛ばされンぞ」「オラの人生、オラが決める!」「出てけー!」「ああ、出てくー!」と家を飛び出す紀美子。そのままハワイアンセンターの舞踏学院へ。   
 その後、兄の洋二郎はいつもの飲み屋に入り、店にいたまどかにビールを注ぎ、紀美子のことを託す。レッスン
場に戻ったまどかに、家出した紀美子は自らの決意を語る。   
 「先生の踊り見て、思った。オラ、変われるかもしンねえと。素人だけんど、やるしかねえ」  
 そしてまどかは、紀美子と早苗に条件を言い渡す。「私の言うことを聞くこと」「口答えしないこと」「どんなに辛くても泣かないこと」二人は承諾し、次の日から4人のフラガール相手にまどかの厳しいレッスンが始まった。   
 そんなある日の朝、4人のフラガールにまどかから純白のバレエ・シューズが贈られる。小躍りする娘たち。それから、地元では仕事のない炭鉱夫の娘たちが続々とハワイアン科へ入学する。まどかは、新人の娘たちにフラダンスの動きとその意味を教える。   
 そしてある日、ハワイアン科の正装したフラガール18人全員が、晴れて集合写真の撮影に臨む。   
 「はい、皆、スマイル!」とまどかが指示。  
 「ハイ、ポーズ!」   
 「カシャ!」とカメラマンがシャッターを切る。   
 ところがある日、まどかを追ってある男が東京からやって来たのだった・・・
ー以下、第3弾へ続く。     

   Bye now.See you tomorrow.
      
      x    x    x      













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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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