フラガール (3)


 全国100万の邦画ファンの皆さん、今晩は。先月以来、体調をくずし一時中断していましたが、本日「名作映画シリーズ」を再開します。  
 東京からまどかを追って来たのは、サラ金の男、石田(寺島進)だった。SKDのダンサー時代、借金をしたまどかを石田は、東北の片田舎まで取り立てにやって来たのだ。まどかの身を案じた洋二郎の加勢もあり、「先生、また来るから」と借金取りの男は部屋を出て行く。  
 「アタシ、SKDではスターだったのに」とまどかが東京時代の思い出を呟く。   
 一方、会社側は合理化を発表し、常盤炭鉱の男たちを次々と解雇する。早苗の父、木村清二(高橋克美)もその一人だった。   
 「30年やって、紙切れ一枚でお終いか!」頭を下げる会社側役員にそう言うと、炭鉱の男、木村は山を去る。
 その頃家では、早苗がフラの正装をしたその姿を幼い弟と妹たちに見せていた。  
 「姉ちゃ~ん、めんこい」   
 そこへ帰宅した清二。失業した父と家族の苦労も知らぬ早苗に激怒し、いきなり張り倒す。  
 「何だその格好は、この恥知らずがー!」と清二は、馬乗りになって殴りかかる。   
 「キャアアアーーッ!」   
 やがて早苗の家に駆け付けたまどかと紀美子。「ぶっ飛ばしてやる!」と気の強いまどかは、清二を追って銭湯へ。服を着たまま男湯に乱入し、清二におそいかかるまどか。そのまどかを取り押さえる洋二郎と裸の男たち。
 次の日、ボタ山で早苗と紀美子の会話。北海道の夕張炭鉱で働くことになった早苗に紀美子が言う。  
 「オラもダンス止める。明日から炭鉱場で働く」「そったらことしたら、親友の縁切るぞ」と早苗。驚く紀美子
に早苗が続けて言う。  
 「少しの間だけんど、いい夢見させてもらった。オラ、それで十分だあ」  
 早苗は、自らのフラガールの夢を幼馴染の紀美子に託す。そして山を解雇された木村は、一家で夕張へと引っ越す。フラガール全員とまどかと吉本が、早苗を見送りする。  
 「先生、ありがとうございました!オラ、今まで生きて来た中で一番楽しかった」と最後に言う教え子の早苗を
ただ黙って抱き締めるまどか。   
 父の清二が運転する軽トラが走り出す。フラガールたちが全員で手を振る。橋の手前で早苗が振り向くと、紀美子が土手沿いを早苗が乗った軽トラをどこまでも追い続けて走る。橋を渡る軽トラの早苗にいつまでもいつまでも手を降り続ける紀美子。   
 その後、フラの舞台に向け紀美子とまどかの厳しいレッスンが続く。早苗がいなくなって心ここにあらずの紀美子は、「オラの気持ちが先生に分かってたまるか!」とレッスン場を飛び出て行く。家に逃げ帰るも、紀美子は、
兄の洋二郎に「おまえはプロになるまでうちサ、帰ってくんな」と諭される。   
 翌朝、紀美子は自宅からハワイアンセンターのバスに乗り込み、いよいよフラガール一行によるフラダンス巡行
ツアーがスタートするのだった・・・   
ー以下、第4弾に続く。    

   Bye now.See You tomorrow.    

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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