踊れない国 ニッポン (3)


「時事テーマ」:2013/3/31 ”ダンス・ダンス・ダンス論”  
ー話題は前後するが、1980年8月のある夜、私は六本木の有名デイスコで踊った経験がある。当時、従姉妹の
K子が東京で美容師をしており、その秋米大学に留学することになった私は、渡米前の一夜、彼女と六本木のデイスコ「ツバキ・ハウス」へ繰り出した。  
 70年代後半の「デイスコ・ブーム」の影響もあり、平日の夜にもかかわらず、店内は若い男女とその熱気であふれ返っていた。フロアーでは、なぜか男女は別々に踊り、K子が所要でしばし席を離れると、テーブルに座った私
に前方の女子大生二人組が、頻りと流し目を送って来る。   
 彼女とフロアーで楽しく踊っていると、今度は若い男が一人で絡んでくるも、無視して踊り続けた。途中トイレに立ち寄ると、その周辺も順番を待つ男女で一杯。中には、踊りながら待つ強者もいた。1980年夏の終わり、
「デイスコ」文化がまだ全盛だった頃、私は時代のその空気と匂いをしかと体感した。  
 そして、1980年8月末、アメリカ中西部のある町に到着。9月から新学期が始まった。私は、キャンパス内
にある大学院生・留学生用の寮に入った。学生寮といえど、日本の大学の寮とは大違い。都会の駅前にあるビジネス・ホテル並みの13階建ての建物で、数百人の男女の学生が住む。  
 週末になると、新入生歓迎のデイスコ・パーテイが開催された。地下にある地下食堂が一変し、天井にはミラー・ボールが輝き、デイスコ・ミュージックが流れ、宛らデイスコ会場と化す。  
 私も数人の日本人の友人と地下食堂へ出陣した。会場に入ってビックリ。アメリカ人の学生は必ず男女ペアで参加しており、男も女もダンスが上手い。本当に驚く程、メチャクチャう・ま・い(笑)それに比べ、日本人の学生
達は男女が別々のグループで踊り、動きも表情もステップもどこかぎこちない。リズムに乗れない。  
 その時、私は壁のシミになりながら、「なぜ日本人は、ダンスがうまく踊れないのか。男女が共に踊ることができないのか」と真剣に考えた。帰国後も、ずっと考え続けた。  
 欧米の社会では、「男女が共に踊る」文化が脈々と受け継がれている。宮殿で、パーテイで、結婚式で、そして
デイスコで、男女がペアになって共に楽しく踊る。つまりそこには、二千年に及ぶキリスト教信仰に基づく男女の
結婚観が根底にあると、私は考えるに至った。30年来考え続けた、わが「ダンス論」第1章の結論でもある。 

ーこのシリーズ続く。  
ー写真カットは、六本木取材中、チョイとピンぼけ(笑)、わが酔眼にかすむ森ビルの夜景。2004年6月28
日撮影。









  
 

  
 




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■ Comment

No title

ディスコ経験無いまま 40に成りました(笑)

ダンス踊って見たいです

自分の新しい部分がみえそうで 興味有りますよ!(^^)!

男女ペア―で 厚く踊りたい!

シャル・ウイ・ダンス?

 結婚歴も離婚歴もないまま、この4月で小生、58歳に(笑)
 でも夢と愛はあるサ。春から年甲斐もなく、若者に交じって
「クラブ体験」、ダンス・レッスンのスタート、イベント開催
の企画立案へ。  
 男は、いくつになっても変わる。変わることができる。さあ、
海ボーズさんも一緒に、”シャル・ウィ・ダ~ンス?”(笑)
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プロフィール

二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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