軽蔑 (2)


「時事テーマ」:2013/4/20 ”名作映画シリーズ ”  
ー中上健次。1946年、和歌山県新宮市生まれ。高校卒業後、上京し、新左翼運動に傾倒しながら、同時に文学活動を続ける。その頃、「文芸首都」を通じて山口かすみ、後の伝奇小説作家、紀和鏡と知り合い、
結婚。肉体労働の仕事に従事しながら、執筆活動に専念する。  
 1976年、『岬』で第74回芥川賞を受賞する。戦後生まれ初の受賞者となる。それ以前、二度芥川賞
候補となるも、受賞できなかった。生前、川端康成は、中上健次の芥川賞受賞を拒否し続けたと言われる。
1992年夏、肝臓癌で死去。享年、46。  
 本作ストーリーに戻る。やがて車は、カズこと二宮一彦の故郷の実家へと帰り着く。  
 「ただいまー!」と玄関先でカズ。「どうしたん急に、東京で何かあったん」と母の貴子(根岸季衣)が、家の中から出て来る。父の一幸(小林薫)に真知子を紹介すると、新しいマンションで、カズと真知子
の二人の新婚生活が始まった。カズは、地元の資産家の一人息子だった。  
 早速、叔父の二宮酒店で働き始めたカズ。昼休み、手作りの弁当を届ける真知子。酒屋のトラックに彼女
を乗せ、得意先を回るカズ。道を走るそのトラックに、かつての悪友たち、ニシ、サトル、ピーの3人が、
バイクと車で次々と声を掛けて来る。  
 「カズさーん!」「カズ、元気か。今、何をしとるんや」「隣は嫁さんか」  
 それからカズと仲間たちは、ある店に入る。   
 「真知ちゃん、俺の嫁さん」と昔、よく通ったその店のママの千代子(緑魔子)に真知子を紹介する。  「仕事、どうせ続かへん。お金は余る程あるし」と悪友が言う。「あれは、親の金。俺の金じゃない」と
やり返すカズ。その夜、若い二人は、新しいマンションの寝室のベッドで愛し合う。  
 故郷の路地の家々を配達で回るカズ。ある檀那の愛人となった元彼女(蒼井そら)の家にビールケースを
届ける。  
 「なんでアタシを置いて東京へ行ったん?」と元カノ。「戻って来ただろ」と答えるカズ。久し振りに再会した二人は、道端に車を停め、トラックの座席でカー・セックスをする。その頃、マンションの真知子の
元へ、カズの悪友の三人が、新婚の真知子を冷やかしにやって来る。その後、マンションの周辺の路地裏を
一人歩く真知子。  
 カズは、昼間実家を訪れ、まず台所の母の元へ。居間では、父の一幸が寛ぐ。  
 「俺、真知子と結婚するから」と父に告げる。「どうせ遊びやろ」と新聞に目をやりながら父が言う。 
 「今、俺、真面目に働いとる」「真面目に働く、ということがどういうことか、分ってるか。分かってないやろ」「向こうの両親に挨拶したのか」「真知ちゃん、親おらん」「東京へ返せ」「はあ?」「東京へ返せ!」と語気強く言い返す父。  
 するとカズは徐に台所へ行き、包丁を手に父に迫る。台所で取り乱す母。  
 「こいつは、何をしようとしているか分かっておらん!」  
 怯んだ一瞬のその隙を突き、カズの包丁を取り上げる父。その包丁を手に抱える母。押し倒し、馬乗りになり、鬼の形相で床にカズの頭部を叩き続ける父の一幸だった・・・  
ー以下、第3弾に続く。   

   Bye now.See you tomorrow.   

      x    x    x   
















 
 







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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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