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軽蔑 (4)


「時事テーマ」:2013/4/22 ”名作映画シリーズ ”   
ー1982年1月、一年半の米大学留学から帰国。1988年秋頃だったか、京都新聞社主催による「現代
アートと文学」をテーマにしたシンポジウムに参加した。京都在住の現代アート作家と暗黒舞踏の若手男性
ダンサー、そして中上健次がゲストとして出席した。  
 すでに売れっ子作家として円熟の境地にあった中上は、会場で実演した現代美術作家の作品と暗黒舞踏の
ダンス・パフォーマンスを手厳しく批判した。当時の人気ブランド、コム・デ・ギャルソンのスーツを着こなし、聴衆を前に熱弁を奮う芥川賞作家、中上健次。しかし、すでに病魔はその身体を蝕んでいたのか、私にはその姿が小さく見えて仕方がなかった。1992年8月12日、故郷の和歌山県那智勝浦町の病院で腎臓癌のため死去。享年、46。合掌。私は書く。私は書き続けなければならない。  
 本作ストーリーに戻る。ステージでは、真知子が妖艶にポール・ダンスを踊る。やがてブラを外し、トップレスになり、美しい肌を客席の男たちに魅せる。突然、テーブルを離れ、ステージ前へ歩み寄るカズ。しかし店のスタッフに押し留められる。ステージ上で踊り続ける真知子。店の外で、男たちに手荒い応対を受けるカズ。  
 その後、再び楽屋の真知子を尋ねたカズが、静かに言う。   
 「帰ろう・・俺と家へ帰ろう」   
 「カズさん、一人で帰って」と鏡の前で真知子が答える。その場で言い争う二人。父親に刃物を向けたカズの行動を詰る真知子。  
 「お父さんの決めたお嫁さんと結婚して、子供を作って、家庭を持って、普通に暮らせば」「何でそんなこと言う」「アタシじゃ、駄目なんでしょ」  
 「私が、トップレス・ダンサーだから」と涙声で訴える真知子。「アタシがいなくても平気でしょ」  
 「平気じゃあねえよー!」と大声を出すカズ。鏡の前のガウン姿の真知子に近寄り、その手を取り、告白する。  
 「俺の嫁さんは、真知子だけだ」そして嗚咽を押さえ、カズと抱き合う真知子。  
 シーンは一転。故郷で、晴れて結婚式を挙げたスーツ姿のカズと純白のウェデイング・ドレスの真知子、友人たちに祝福のライス・シャワーを浴びる。大勢の仲間と知人に囲まれ、野外パーテイを開く二人。 
 その頃、千代子の店へ父の一幸がやって来る。カズの所在を尋ねるが、「うちは、伝言板と違います」と
やり返す千代子。パトロンの祖父との思い出を語りながら、ビールをグラスに注ぐ千代子を尻目に、店を出る父の一幸。  
 夏のある日、銀行の窓口で貯金を降ろす真知子。外に出た真知子の後を銀行員の浜口(忍成修吾)が追い、呼び止める。   
 「俺、『アルマン』でよくカレーを食べていた浜口です。実は、カズさんのことでー」蝉が鳴くバス停の
椅子に座る真知子に、浜口はさらに追い討ちをかける。  
 「こっちに帰ってからの話。バカラにはまって、借金を抱えて、半端な負けやない」「丁度、真知ちゃん
が東京へ行っていた頃のことと違うかな」「・・・・・・・」   
 視線を落とし、黙って一点を見詰める真知子だった・・・  
ー以下、第5弾に続く。   

   Bye now.See you tomorrow.   

      x    x    x   

  
 

  





















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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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