軽蔑 (6)


「時事テーマ」:2013/4/25 ”名作映画シリーズ ” 
ーかくして、カズと3人の仲間が白の軽バンに乗り込み向かったのは、バッテイング・センターだった。バットでボールを打ち続け、まず肩ならしをする。その夜、軽のバンを山畑の店の前に止め、カズ、ニシ、サトルの3人は二階の事務所を襲撃する。  
 「なんじゃあ、あまえら!」と叫ぶ店員に、「金、どこじゃあ!」と金属バットを振りかざし叫び返すカズ。金庫から札束の入ったバッグを受け取ると、店外へ逃げ去る3人。車の中でバッグを開けると、中には
古い伝票と小銭とチャカが。「これは、ヤバイ」とカズ。  
 翌日、ニシが働くガソリン・スタンドに黒塗りのワゴン車がやって来ると、山畑はニシを拉致する。男たち5人に海辺の砂浜に連れて行かれたニシ。そこには、後ろ手に縛られたサトルがいた。  
 「おまえか、金取ったんは」と山畑が尋問する。「いえ、取ってないっす」と白を切るニシ。すると黒い
シャツの男たちはサトルを殴り続け、「金は『アルマン』にあります」と吐いてしまうニシ。その後、壮絶なリンチの末、サトルは命を落とす。 
 終に、黒服の男たちと千代子の店に入る山畑。奥の部屋から出て来た千代子に、  
 「カズはどこや」と問い質す山畑。「うちが、逃がしたんよ」と恍ける千代子。業を煮やした山畑は、手下の男たちに命じ、店の床にガソリンを撒く。  
 その頃、生き残ったピーが、泣きながらカズに携帯で電話する。  
 「ニシとサトルがさらわれた」「山畑に殺られた」「アルマンへ行った」  
 浜辺のレストランで電話を受けたカズは、真知子を残し、車に飛び乗る。追い駆け、フロント・ガラスを
両手で叩く真知子。  
 「カズさん、殺される」「カズさんがいないと、駄目。愛してる!」  
 助手席からピック・アップ・トラックに乗り込む真知子。二人は、車で「アルマン」へと急ぐ。店の前には消防車が並び、消防士たちが消化活動に奔走する。店に入ろうとするカズを警察官らが引き戻す。  
 「バーーン!」と店内から爆発音。燃え盛る炎の中、歌劇「椿姫」のアリアのレコードが流れる。肘掛け
椅子に座ったまま千代子は、恍惚とした表情でカズの祖父が残した「アルマン」と運命を共にする。  
 数日後、千代子の葬儀で山畑と直接対決するカズ。  
 「気の毒やったのう、『アルマン』のママ」「あの店、俺のもんやった」と山畑。  
 「何をした」とその驕る山畑を睨み付けるカズ。  
 「わしは、この町もおまえらも皆、嫌いなんじゃー!」と叫ぶ山畑。「なんでそんなに愛される」「おまえと俺と一体何が違う」と真顔で山畑が言う。  
 「はよう、嫁さんくれや」と歩き始める山畑。「連れて行くで」と葬儀場の出口に立つ真知子の手を取ろ
うとするが、それを拒否する真知子。  
 「くれてやるが、もう一日待ってくれ」と真知子に抱き付くカズ。  
 「チッ、勝手にせい」と葬儀場を出る山畑。  
 カズと真知子は、もう一度千代子の霊前で二人で手を合わせる。「これからどうする?」とカズが聞く。
「高飛び」と今度は真知子がカズの手を取り、喪服の二人は葬儀場から飛び出す。駅に駆け込み、ホームの
特急電車に乗り込む。真知子を先に席に座らせると、「何か買って来る」と座席を離れ、外に出るカズ。 
 「ピーッ!」と発車のベルが鳴り、電車のドアが閉まる。ドアに駆け寄る真知子。  
 「歌舞伎町で待ってろ」とホームからドア越しに伝えるカズ。真知子を乗せた特急電車が走り出す。それを見送るカズは、ある決意をする。列車内に取り残された真知子は通路を駆け抜け、最後尾の列車の窓から、涙を溢れさせて叫ぶのだった・・・  
 「嘘つきー!」   
ー以下、第7弾に続く。

   Bye now.See you tomorrow.   

      x    x    x    


























   
 


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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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