『フィギュアなあなた』わが映画論 (1)


2013/7/2    ”名作映画特別編”   
 <評論シリーズ>   
  『フィギュアなあなた』わが映画論  第1回   
    ~石井ワールドのフィギュア愛と純愛の「女優論」について   

                 二階堂 新(フリーライター)   

 今、話題の映画『フィギュアなあなた』を私は、全国公開直後の6月18日、関西唯一の上映館「布施ラインシネマ」にて観劇した。   
 1時間52分のその感動のラスト・シーン。エンデイング・クレジッドが流れ、ココネがアカペラで歌う
テーマ曲「オーラ・リー」の天使のように澄み渡った歌声が響く中、思わずアツイものが胸に込み上げ、私
はしばらく立ち上がることが出来なかった・・   
 ♪君が僕を想う限り、僕はいつまでも君の中にいる♪  
 思えば中学校以来、40数年以上、洋画と邦画を観て来た私の経験の中で、これ程感動した邦画は、本作と黒澤明監督の名作以外にはない。   
 本稿では、他の名作映画、小説、SF映画とも考察を交えつつ、以下わが映画論を述べてみたい。  

 今期、過去最高の黒字を計上したKadokawa配給による本作映画『フィギュアなあなた』(R18+)の劇場公開が、6月15日よりスタートした。勢いと波に乗る「角川商法」とも言うべく、美少女フィギュア・
ココネ役の佐々木心音の裸とヘアー・ヌードの話題ばかりが、公開前マスコミでも取り上げられた。しかし
これは、石井隆監督と本作品が映画初出演となる女優、佐々木心音にとって本意ではない。   
 グラビア・アイドル出身の佐々木は、撮影当時22歳。恵まれたプロポーションと体型を生かし、2011年、グラビア活動を開始した。2004年に相馬茜の登場によって、一躍一大ブームとなった「着衣エロス」シーンが、時に進化し、また過激化する中、DVD集9作と着実にグラビア・アイドルとしてのキャリアを積み重ねて来た。   
 「キネマ旬報」(6月下旬号)『特集:映画作家の肖像』の中で、石井隆監督がインタビュー取材に応じ、本作出演への経緯とヘアー・ヌードも辞さない佐々木心音の「女優魂」について、石井監督自らが語っている。  
 佐々木は、フィギュアという動きのない「静のココネ」とまた正反対ともいえる、体当たりのワイヤー・
アクション、リアリテイのあるガン・アクション、男優相手の格闘アクションという「動のココネ」の二つ
の役を映画初出演の本作で見事に演じ切ったのである。  
ー以下、石井ワールドの純愛の「女優論」については、次回第2弾で述べてみたい思う。   

ー写真カットは、純白のチェチェ衣裳のココネが、霧が掛かるアパートの屋上で宙を舞うシーン。映像は、
「佐々木心音 セカンド・ステージDVD」より



  

















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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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