スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

美少女フィギュア・ココネは、天使の夢を見るか!?


2013/7/8  ”名作映画特別編”  
 <評論シリーズ 第3弾>   
   美少女フィギュア・ココネは、天使の夢を見るか!?  
    ~映画『ブレードランナー』と石井ワールドの限界について   

              二階堂 新(フリーライター)  

ー全国100万のSF映画ファンの皆さん、今晩は、魔仁我王Zです。魔仁我王Zこと、二階堂 新は、実は
SF短編も書いています。SF映画好き、SF小説好きが高じ、2008年、初SF短編作『ヴィーナス・オデッセー』を原稿用紙40枚で書き上げ、某SF短編賞に挑戦するも、落選!?女アンドロイドをテーマに、核戦争後のキョートを舞台に生きる男女の姿を描いた、近未来SFにして、ラヴ・ストーリー。その当時、終に日
の目を見なかったけどサ、5年後の今、時代がオレに追い着いて来た(笑)尚、『ヴィーナス・オデッセー』のアクセス方法は、本稿最後にお知らせします。  
 SF映画『ブレードランナー』(1982年)の舞台は、2019年近未来のロサンジェルス。ストーリーは、体力、知力共に優れる人間型ロボット、レプリカントが宇宙基地から脱出し、地球に帰還する。その中
4名が、ロスに浸入。そこでブレードランナー、デッカード(ハリソン・フォード)が特捜班に抜擢される。混沌としたアジア的無国籍ワールドの未来都市ロスを舞台に、ブレードランナーとレプリカントの戦いが繰り広げられる。  
 でもオレ、SFマニアだから、本日のテキストは、劇場公開版でなくて、『ブレードランナー ファイナル
カット、2007年DVD」の方。リドリー・スコット監督自身による編集の本編117分と特典映像が入っている。以下、論を進める。  
 ロスに潜入したレプリカントは、男女合わせて4人。ファイナルカット版では、さらに深い伏線が暗示される。女へび使いのゾーラを「処分」するが、その現場にいたリオンが、デッカードの後を追う。腕力、体力共に人間より優れるレプリカントのリオンに翻弄され、殴られ、撲殺される寸前ー  
 「バーーーン!」
 倒れるリオン。その背後には、銃を手にしたレイチェル(ショーン・ヤング)が立っていた。命を救われたデッカードは、彼女をアパートの部屋に連れて行き、自らの傷の手当てをする。このシーンで、二人の出自、アイデンテイテイ、人間とレプリカントという本作テーマへの深い謎解きが示される。ピアノの前に座り、一人ピアノを弾くレイチェル。ソファーで目覚めたデッカードが近づき、彼女とキッスを交わす。 
 やはり最大の魅せ場は、雨が降る廃墟ビルのシーン。その一室の部屋中に、等身大の人形が立ち並ぶ。愛玩型の女レプリカント、プリスが、人形に紛れ、息を潜め、テーブルに座っている。デッカードの隙を突いて、女軽業師のように飛び付き、両脚でその首を締め上げる。デッカードは、銃で反撃する。間合いを取り、距離を保ち、その腹部に止めの銃弾を撃ち込む。半狂乱になって、悶絶し、息絶えるプリス。評価が別れるリドリー・スコット流美学のそのヴァイオレンス・シーンがある。  
 そして、終にリーダー格、ロイとの最終対決に挑むデッカード。ここでも体力、腕力共に人間を上回る使役用レプリカント、ロイに翻弄される。銃を奪われ、右手の指を骨折され、廃墟ビルの中を逃げ回るデッカード、追うロイ。そして屋上へと逃げる。  
 雨が降り続ける廃墟ビルの屋上、足を滑らせ落下する寸前のデッカードに手を差し伸べ、怪力で引き上げ、彼の命を救うロイ。   
 「その時が来た・・」  
 やがて、奴隷として運命付けられたレプリカントの想いをデッカードに告げると、降り頻る雨に打たれ、
4年の寿命が尽きたロイは、静かに眠るように息を引き取る。ファイナルカット版では、二人がフライング・カーで空を飛ぶシーンで終わる劇場公開版とは、ラスト・シーンが少し異なる。  
 それから、レイチェルが待つアパートへ急ぐデッカード。銃を片手に、部屋中を見渡す。ソファーの毛布をゆっくり持ち上げると、そこにレイチェルがいた。優しくその両手で彼女の頬を包み込むと、デッカード
が言う。  
 「愛してるか」「ええ、愛してるわ」「ついて来るか」「ええ」
 ラスト・シーン、最後に生き残った秘書型レプリカントのレイチェルを連れ、今度は追われる立場となったブレードランナー、デッカードは、アパートの部屋を脱出する。二人の愛の逃避行が今、始まる・・ 

    x     x     x   

 「えっ、何!?」「それで、その意味深なタイトルは何や?」って。あっ、これ。名匠リドリー・スコット監督によるSF映画の名作『ブレードランナー」の原作は、ご存知SF作家、フィリップ・デイックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。そのパクリさ(笑)ハイ、ここで、さてそのココロや、如何に!? 
 石井隆監督による今、話題の映画『フィギュアなあなた』の結末は、近松門左衛門の「心中物」にも通じる男女の悲恋に終わる。一方、『ブレードランナー』のラスト・シーンは、感動的とも言えるブレードランナー、デッカードと秘書型レプリカント、レイチェルの愛の逃避行で終わる。つまりそれは、前者がこの世
で叶わぬ男女の悲恋と日本的情死をテーマとするなら、後者の『ブレードランナー』では、キリスト教的信仰に基づく男女の愛をこの現世において、カップルの二人が追求していく積極的な姿が提示されている。 
 最後に魔仁我王Zこと、二階堂 新が、ここでその心を解く。「美少女フィギュア・ココネは、天使の夢を魅る!」鬼才・石井隆監督こと、エロとフィギュア愛とヘンタイの劇画作家上がりの老いた石井隆を、オレは愛と勇気と希望を以って、超えてやるぜ、アッハハハー    

        (了)   

ー写真カットは、あの特製の銃を手にしたデッカードが、レイチェルを連れ、アパートの部屋を誰何し、脱出するラスト・シーンより。
    
☆『ヴィーナス・オデッセー』(二階堂 新)のアクセス方法ー「FC2小説」を検索するー「二階堂 新の
 小説一覧」をチェックするー2011SF作品シリーズ『ヴィーナス・オデッセー』(1)~(8)あり。
  尚、FC2ブログとFC2小説のユーザーの方は、無料で自由に私、二階堂 新のインターネット小説をご
 覧になれます。わが拙作『ヴィーナス・オデッセー』に対して、多大なる読者の皆さまのご閲覧、誠にあ りがとうございました!2013年夏、私は、SF短編作品をまた書き続けます☆










    




































スポンサーサイト

■ Comment

非公開コメント

プロフィール

二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
二階堂 新 賢者は、かく語りき
最新記事
カレンダー
12 | 2017/03 | 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。