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汝、悠々として急げ  (結び)

 それでは、「開高 健」シリーズ、わが渾身の最終回を始めます。まず、最後になってしまいましたが〔笑)、「汝、悠々として急げ」のご説明から。    
 これは、特に晩年、開高 健がよく取り上げた言葉、”festina lante ”から、私が引用したものです。そも
そもは、ラテン語で、「悠々として、急ぎなさい」という意味だそうです。本来は、国王たる者の戒めを説いた、
語句であるとか。     
 私も、中年以降になって、やっとこの言葉の深い意味が、分かるようになりました。もっとも、私は、さらに、
「汝、悠々として生き急げ」と、理解しているのですが(笑)          

 ジョークはこれ位で、以下、芥川賞受賞後の経歴について記します。     
 「開高 健、戦場の”天啓”」       

 1964年、朝日新聞社特派員になり、ベトナムで従軍記者として活動する。南ベトナム政府軍に従軍し、最前
戦に出た時だった。ベトコンの奇襲攻撃に遇うも、九死に一生を得、生還する。200名中、生き残ったのは17
名のみ。後年、開高 健自らが語ったように、この壮烈な戦場での体験後、その文体が変わった。後に、代表作で
ある、「輝ける闇」「夏の闇」「花終わる闇(未完)」の3部作として結実する。    
 帰国後、当時の反戦運動にも参加するが、後に、作家として、距離を保つようになる。晩年は、釣師としても
よく知られ、世界中を釣行して歩いた。また、名エッセイも数多く残した。特に、食、酒、旅、そして釣行をテーマに、珠玉のような言葉が散りばめられている。     
 1989年、食道ガンの手術の後、肺炎を併発し、死去。享年58。合掌。        

 ー本日のメッセージ:「今ここに、再びわが大いなる円循環がつながる。今、つながった。私は書く。私は、
  開高 健の遺志を継ぐ。わが小説とノン・フィクション作品を書く。書き続ける」         

 ー皆さん、私、二階堂 新は、469人の読者の方々のご期待に添うためにも、書きます。書き続けます。 
  現在、2011「アメリカ・アメリカ」シリーズを、書きすすめているところです。そして、わが志のノン・
 フィクション作家として、ペンとカメラで、FC2小説のノン・フィクションに今後、作品を発表します。 
  皆さん、4日間、このシリーズにお付き合い頂き、誠にありがとうございました。それでは、私は、また
 FC2小説にもどります。   
  明日からは、いつものように、魔仁我王Zが、登場致します(笑)それでは、皆さん、ごきげんよう。  
  最後に、開高 健記念館の案内と代表作の一覧リストをアップします。
 
 
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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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