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石井隆監督とヌードな女たち (1)

2013/7/21  ”名作映画特別編”   
 <評論シリーズ 第4弾>  
   石井隆監督とヌードな女たち 前編  
    ~石井隆は、エロスの幻想世界に愛を視るか!?   

        二階堂 新(フリーライター)   

ー全国100万の邦画ファンの皆さん、今晩は。シナリオ・ライター志望の二階堂 新です(笑)さて、映画『フィギュアなあなた』の劇場公開も一段落し、今回、わが「石井隆論」を前編と後編に分けてお届けします。  
 1985年、米国から帰国し、再び住み慣れた京都に居を構えた私は、京都の名画館「京一会館」のオールナイトで、石井隆脚本の『ラブホテル』(1985年)を視た記憶がある。アメリカから帰国後3年、未だ青春のアツキ血潮と情熱を持て余し、私は毎週土曜の夜、「京一会館」に通い、ワンカップの日本酒を飲りながら、固い椅子に座り、映画館の暗闇で、にっかつロマンポルノの名作に目を凝らせていた。  
 脚本は、当時劇画作家だった石井隆による「名美」シリーズの連作作品。監督は、後の名監督、相米慎二。タクシー運転手の村木(寺田農)とホテトル嬢の名美(速水典子)との邂逅と男女のエロスと愛の行方を描いた、にっかつロマンポルノ後期の名作である。  
 尚、現在、わが青春の京の名画館「京一会館」は閉館し、新しくスポーツ・ジムとなっている。やはり、
残念である。  
 『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(2010年)は、映画『フィギュアなあなた』が全国劇場公開された6月15日の「ニコ生」記念特別番組で、その全編127分が放映された。  
 ストーリーは、場末のバー『あゆみ』のママ、あゆみ(大竹しのぶ)と姉の桃(井上晴美)と妹のれん(佐藤寛子)の母娘3人が、次々と男を色仕掛けで惑わせ、保険金殺人を繰り返す。やがてその魔の手は、
れんによって、何でも屋の紅次郎(竹中直人)の元にも忍び寄る・・ここでも、グラビア・アイドル出身の
佐藤寛子が、ヘアー・ヌードで体当たり演技をしている。  
 ラスト・シーン、れんは、実父の山神(宍戸錠)にも手を掛け、姉、母親も富士山麓の樹海の洞窟で命を落とす。共犯者となった次郎をスタンガンで気を失なわせ、その首を両手で締め上げるれん。  
 その回想シーン、性善説の男、紅次郎を欺くため、れんはある手練を使う。全裸になったれんが、樹海の洞窟内で自らの肉体を泣きながら、鞭で打ち続ける。そのシーンがえんえんと続く。たまたま「ニコ生」で
そのシーンを深夜に見たせいか、暗く重くただやり切れなかった記憶だけが残る。  
 最後に、スタンガンを浴びてほとんど意識がなくなった次郎の首をさらに締めつけるれん。その時、森の
精霊「ドウオーモ」が、黄金の雨となってれんの上に降り注ぎ、奇跡が起きるが・・「パーン!」次郎の後を追って尾行して来た女刑事のちひろ(東風万智子)が、れんに向け拳銃を発射するのだった。  
 最後に一つ言いたい。本作以降、所属事務所の問題もあり、佐藤寛子がグラビア・アイドルとしても人気
が出ず、女優としても開花しなかった点が、私は残念に思う。  

ーさて、いよいよ『フィギュアなあなた』と「石井隆論」、わが渾身の後編は、次回のコ・コ・ロだ~っ!
 
<参照データ>   
 ー『月刊 シナリオ』(8月号)「特集 ロングインタビュー石井隆」&「ヌードの夜/愛は惜しみなく 奪う」シナリオ全編掲載。
























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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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