パシフィック・リム (4)


2014/1/30  ”名作映画シリーズ ”  
ーかくして癌に冒され、自ら死期を悟ったペントコスト司令官は、ある秘策を胸に残った2機のイエーガー、「ストライカー」と「ジプシー」を怪獣総攻撃の切り札として出動させる。  
 「今度、イエーガーに乗ればあなたは死にます」とマコ。「私が乗らなければ、人類は滅びる」とペントコスト司令官が、静かに養女のマコに答える。2機のイエーガーは、最後の反撃を加えるべく、太平洋の深海の裂け目へと向かう。しかし2体の怪獣はそこで待ち伏せし、「ストライカー」を背後から襲う。持ち場を離れ、救援に駆け付ける「ジプシー」。  
 「『ジプシー』、来るな!待機していろ!」「いいか、爆破が先だ」とペントコストが叫ぶ。「自爆するつもりです」と指令センターのスタッフが、ベテラン・パイロットのハークに伝える。その息子のチャックも「光栄です」と、ペントコスト司令官と運命を共にする道を選ぶ。  
 「核爆弾の点火スイッチを起動させる」とペントコスト司令官が、指令センターに伝える。  
 「先生、愛シテマス」とマコが、「ジプシー」の操縦席から日本語でラスト・メッセージをペントコストに送る。その後、ペントコストとチャックが乗った「ストライカー」は、深海の海底で2体の怪獣毎自爆する。その衝撃で、普段は閉じている裂け目が開く。  
 その時、3体目の怪獣が出現し、「ジプシー・デンジャー」に襲いかかる。しかし「ジプシー」はソードを起動させ、反撃する。倒した怪獣を抱えたまま、裂け目から異次元に通じるブラック・ホールへ浸入する。先にマコを
脱出させ、ベケットは自ら手動で、「ジプシー」の原子炉自爆装置を起動させる。  
 ”メルトダウンまで60秒、55,50,40,30・・”警告ランプが点滅する。爆破寸前、脱出用ポッドで機体から脱出を試みるベケット。  
 「起爆成功!やったー!」「裂け目は爆破されました」とオペレーターが言うと、香港基地の指令センターには、歓声と拍手が湧き上がる。   
 ラスト・シーンは、救出用のヘリが舞う海上で脱出したポッドの上、そっと手を取り、見詰め合うマコとベケットの二人のハッピー・エンド・シーンで終わる。  
 そして最後に、ギレルモ・デル・トロ監督によるファン・サービス映像がある。本編終了後、英語のエンデイング・クレジットと共に、人型巨大ロボット、イエーガーのボデイと各パーツ、「物神崇拝」を思わせるかくもフェテイッシュで、かくも細部にまで至るデイテールが、かくも美しい詩集のごとくえんえんと続く。   

ー写真カットは、2013年夏、本作『パシフィック・リム』のジャパン・プレミアで来日したギレルモ・デル・トロ監督、菊池凛子、芦田愛菜(右から順に)の3人。You Tubeより転載。   

<蛇足>  
 最後に、SF短編も書き、売れない小説家(笑)から、現在売れるシナリオ・ライターを目指す私、二階堂 新は言いたい。2013年夏、ハリウッド映画はここまで来た!ギレルモ・デル・トロ監督はここまでやってくれた!ここまで魅せてくれた!ありがとう、デル・トロ監督!   
 そして21世紀の今こそ、我々は、ジャパン・アニメと日本のSF特撮を世界大に発信せよ!野心ある若き映画監督と才能ある新進女優よ、ハリウッドに進出し逆襲せよ!   

             (了)   
























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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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