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ゼロ・ダーク・サーテイ (2)


2014/2/10  ”名作映画シリーズ ”  
ーキャスリン・アン・ビグロー、1951年、米国カリフォルニア州生まれ。画家を志し、サンフランシスコ美術大学卒業後、ホイットニー美術館の育成コースに進む。その後、コロンビア大学芸術大学院で映画理論と批評を学ぶ。1987年、『ニア・ダーク/月夜の出来事』で単独の監督デビューを果たす。   
 2009年、戦場の厳しい現実を描いた『ハート・ロッカー』で高い評価を受け、その年のアカデミー賞6部門を制し、彼女自身も史上初の女性監督による監督賞受賞という快挙を達成した。またキャスリン・ビグローは、ジェームズ・キャメロン監督の前妻(1989年~’91年)としても有名。第82回アカデミー賞の受賞レースでも、元夫ジェームズ・キャメロンの『アバター』と争い、見事6部門の受賞と自らの監督賞を勝ち取ったその実力と言い、監督としてもキャメロンより彼女の方が一枚上手か(笑)   
 本作ストーリーに戻る。かくしてパキスタン軍情報部の拘留所で、マヤは初老のテロリストを尋問する。  
 「アルカイダについて知ってることを教えて」   
 若きCIA女性分析官のマヤは、鞭と飴を巧みに使い分け、彼と取り引きをする。アルカイダの資金源とアブ・アフメドがビンラデインの忠実な部下であることを正直に話す白い無精髭の老テロリスト。続いて捕虜収容所から一人のテロリストを連れ出し、ダンはファラジ・グループについて尋問を始める。
 「ロンドンでのテロはおまえ達か!?」「俺は災いだ!」「おまえの心を折ってやる!」とテロリスト幹部の前で鬼と化すダン。   
 ここで私の突っ込みを(笑)本作に登場するテロリストは、なぜか全員流暢な英語を喋っている。つまり彼らは役者であり、本作品はドキュメンタリー映画ではない。現実には、マヤ、ダン、CIA担当者は少なくともパシュトン語を理解し、あるいは英語が出来る現地の通訳を介して、彼らテロリストの尋問を行っていると考えられる。
 本作ストーリーに戻る。次にマヤは、男の看守と同席の上、後ろ手にされたテロリストを直接尋問する。最新の情報と緻密なデータ分析を駆使し、気鋭の女性情報分析官のマヤが、テロリストの男を問い詰める。  
 「アブ・アフメドはどこにいるの?」  
 収容所の外で、彼らテロリストのあまりの口の固さに行き詰り、ダンに愚痴を零すマヤ。  
 「代わって」「嫌だ。彼らは、多分死んでも口を割らんだろうな」「俺はここを離れる。ワシントンでもっとましな仕事をする」とダン。「パキスタンでは、気を付けた方がいい」「君の顔は割れている」と最後にマヤにアドバイスをするダン。   
 2008年9月20日の夜、パキスタン、イスラマバードのホテルのレストランでワインとデイナーの晩餐を楽しむマヤと同僚のジャステイン。同僚の男性スタッフから、車の停滞で遅れると携帯で連絡が入り、通話を終えたその瞬間ー     
 「ドッカカーーーン!!」と突然ホテルの一角で爆発が。テーブルが床に崩れ落ち、食器の破片が飛び散り、店内の客とボーイが床に倒れる。取り乱した女性客が悲鳴を上げ、火柱が上がり、電気が消えた暗い店内を出口に向かって脱出する二人。現地のTVニュースは、ホテルの外国人宿泊客を狙った爆破テロがあったと伝えるが、これは明らかに、マヤとCIA職員を標的にしたテロリストによる仕業であったと言って間違いなかった。  
 そんなある日、ジャステインが喜びながら、マヤのオフィスに入って来る。   
 「ヨルダンのスパイから、マル秘ビデオが届いたわ」  
 当局が一年かけて買収したヨルダンの医師が、アルカイダの組織中枢部の潜入に成功。重要な会議の映像を送って来たのだった。そこへ、ブラッドレー支局長が駄目出しをする。  
 「この映像だけでは確信が持てない」「実際に彼と会って確かめます」とジャステイン。そして支局長、マヤ、ジャステインの三者会議によって、アフガニスタンのチャップマン基地に彼を誘き寄せることで作戦が一致する。
 2009年12月30日、星条旗がたなびくアフガンのチャップマン基地。得意絶頂のCIA女性分析官のジャステインは、携帯でイスラマバードのマヤと通話する。   
 「あなたも来れば」「私はいいわ。足手まといになるだけだし」とマヤ。かくして同基地のゲート前でジャステインは、基地の米軍兵士ら、CIAスタッフたちと綿密に打ち合わせを重ねる。やがて遠方から一台の車が、基地を目指してやって来る。待ちきれず基地の中から大型双眼鏡で覗くジャステイン。  
 ゲート前で車は通常のチェックを受けるが、今回は特別任務のため、ジャステインの権限で警備体制が解かれる。基地のゲートが上がり、赤いバンがゆっくりと敷地内に入って来る。  
 「彼が来た!」と上機嫌のジャステイン。「来た」と警備する基地の米軍兵士。終にジャステインとCIA
エージェントの男女ら、銃を構えた基地の兵士たちが待つ場所へと辿り着いた赤いバン。そして後部座席から、杖をついた老医師が降りて来る。しかしそれは、巧妙に仕組まれたテロリストの罠だった・・  

ー以下、第3弾へ続く。   

ー写真カットは、イスラマバードのホテルのレストランで爆破テロに遇い、燃え盛る店内を脱出するマヤとジャステイン、本作シーンより。

























  






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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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