ウクライナの春


2014/2/25  ”ワールド・ナウ”   
ー全国の皆さん、今日は。売れない小説家(笑)兼、ノンフィクション作品も書く二階堂 新、本日より新コーナーのスタートです!題して「ワールド・ナウ」、私がインターネットとツイッターを駆使して得た最新の海外情報を元に、世界の動きと事件について取り上げて行きます。   
 本日、第1回目は、激動のウクライナ情勢です。それは、昨年2013年11月、欧州連合(EU)加盟を棚上げしたウクライナのヤヌコビッチ大統領に抗議するため、首都キエフの独立広場で行われた市民による反政府デモから始まる。この反政府抗議運動を、「ユーロマイダン」=ユーロは英語で「欧州」、マイダンは「ウクライナ語」で「広場」、「欧州広場」と呼ぶ。   
 ロシア寄りのヤヌコビッチ大統領(63)は、この野党と市民の反政府デモを弾圧。その後、同大統領の退陣を求めるデモ隊と治安部隊が衝突、2014年2月18日から翌19日未明にかけて、21人が死亡する最悪の事態となった。   
 19日夜、ヤヌコビッチ大統領と野党指導者らと「休戦」で合意するが、キエフの独立広場で続く反政府デモが
沈静化するかは不透明。そこに野党勢力の急進派も加わり、反政府デモ隊と治安部隊の激突は加速され、20日の時点で、過去3日間の死者が75人に達し、内乱状態となる。ここに来てホワイトハウスと欧州連合(EU)も仲裁に介入し、EUはウクライナに対して制裁の発動を決議した。   
 22日、ウクライナ議会で刑法改正案が可決され、テイモシェンコ元首相(53)が、2年振りに獄中から釈放された。国内外の圧力、反政府デモと野党勢力の拡大、かつての政敵、元女性首相の復権と進退極まったヤヌコビッチ政権。終に同日22日、ウクライナ議会はヤヌコビッチ大統領の解任を決議する。   
 23日、与党からの離反も相続き、ヤヌコビッチ政権は事実上の崩壊へ。ヤヌコビッチ大統領は、首都キエフ郊外の豪邸をヘリで脱出した。その後、国外脱出を図るが国境で阻止され、現在、国内潜伏中とされる。   
 昨年秋の市民による抗議デモから約3ヶ月後、かくしてウクライナの春がここに実現・到来した。  

 17年前、京都に交換留学生で来日していた、キエフ出身の美人で才媛の女子大生、ナターリアが言っていたように、ウクライナにはかつての旧ソ連になかったデモクラシー=「でも暮らしいい」の伝統と矜持が残っていた故の市民の勝利であったと、私は確信する。   
 1991年12月、旧ソ連邦崩壊から20年以上経った2014年冬、我々は今再び、親ロシアの国、ウクライナの崩壊という歴史の真実を目撃する。歴史は繰り返さない。歴史とは常に、国民の民意と汗と血によって変革し続ける。   

ー写真カットは、2月22日夜、釈放されたテイモシェンコ元首相が、キエフの独立広場で支持者に囲まれ車椅子で、聴衆を前に「今、私はここに戻って来ました」と演説するシーン、同氏のFacebookより転載。














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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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