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華氏911 (1)


2014/3/2  ”名作映画シリーズ ”   
ー全国100万のドキュメンタリー映画ファンの皆さん、今晩は、二階堂 新です。怒涛の「9・11テロ」名作映画シリーズ、終に真打ちの登場です。   
 本日は、マイケル・ムーア監督による、ブッシュ大統領を痛烈に批判したドキュメンタリー映画『華氏911』(2004年公開)をお届けします。「9・11テロ」から13年、「オサマ・ビンラデイン暗殺」から2年10ヶ月の現在、2014年の今、私は改めて、「9・11テロ」とは一体何だったのか、問いたいと思います。それでは、マイケル・ムーア監督によるブラック・ユーモアと批評精神満載の『華氏911』の始まり、始まり~。パチパチパチ~    
 ファースト・シーンは、2000年11月の夜、夜空に打ち上げられる花火と「フロリダ勝利!」に湧くアル・ゴア大統領候補とその支持者ら群衆の場面から始まる。  
 「すべては夢だったのか!?」とマイケル・ムーア自身のモノローグの解説が続く。2000年秋の米大統領選、ゴア優勢の速報を次々と流すテレビニュース。ところがフォックス・ニュースが、「ただ今、ブッシュ氏がフロリダを制し、次期大統領に当確!」と速報を打ち、以後全米のテレビ局が追随する。  
 そしてムーアは、その舞台裏を見事に暴く。「その時、アメリカ国民は知らなかった。ブッシュ勝利のニュースを流した黒幕は、ブッシュの従兄弟のジョン・エリスだった」「疑惑のフロリダは、ブッシュの実弟が州知事だった」「ブッシュ陣営の選対スタッフは、明らかに投票者名簿を改竄し、黒人票を削除した」その後、大統領選の結果は裁判に持ち込まれ、最高裁の判決に従い、苦渋の表情で敗北者宣言を行うゴア大統領候補。  
 「最高裁の決定には不服ですが、私はこれを受け入れます」   
 またアル・ゴア副大統領は、米議会にあって上院議長を兼任していた。そのためゴアは上院議長として自ら、ジョージ・W・ブッシュを新大統領に任命するという運命の皮肉を演じることになる。   
 2001年1月、小雨の降るワシントンで、ブッシュ大統領の就任式が行われる。しかしブッシュは、大統領選の不正に抗議する何万人もの市民によるデモに直面し、大統領が乗る黒塗りのリムジンには群衆から生卵が投げ付けられる。デモ隊と警察官がもみ合い、周囲は騒然となり、かくしてブッシュ新大統領の就任式は史上最悪となった。   
 そして就任後、ブッシュ大統領はどうしたか。議会もまとめられず支持率も急落したブッシュは、休暇へ入る。就任後の8ヶ月、執務時間の42パーセントが休暇。「9・11テロ」直前の8月、ブッシュはテキサスの牧場で
丸1ヶ月、夏休みを取った。   
 ここまでに10分以上、いよいよ本作品の本編シーンが始まる。「FAHRENHEIT 9/11]の英文のクレジットが入り、次にブッシュ政権の閣僚の面々、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、パウエル国務長官、
アシュクロフト司法長官が、テレビ出演に向けメイク・アップされる場面が映し出される。   
 そして一転、画面はブラック・アウトする。航空機が飛ぶ轟音が聞こえ、何かに激突する。人々の叫び声と悲鳴、消防車とパトカーのサイレンが鳴り響き、それを実況中継するテレビレポーターの声がする。続いてもう1機の旅客機が飛来し、ビルに激突する。やがて画面はカラー映像になり、空を見上げる人々の顔、顔、顔。ツインタワー2棟が崩壊し、ビル周辺の現場から逃げ回るニューヨーク市民の人々。   
 2001年9月11日の朝、3千人もの人々が犠牲となった米国史上最大最悪のテロ事件である、「9・11同時多発テロ」の検証と当時のジョージ・W・ブッシュ大統領に対するマイケル・ムーアの作家、ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督としての総力を挙げた批評精神が、ここから2時間近く展開される。   
 9月11日のその朝、ブッシュ大統領はフロリダ州の小学校にいた。
 「今、わが国が攻撃されています」   
 世界貿易センターのビルに2機目の航空機が激突した時、首席補佐官が教室に入り、ブッシュ大統領に耳打ちした。しかしブッシュはその時、何の判断も決断もせぬまま、7分間、小学生の子供たちと絵本を読み続けた。
 そしてさらにその頃、アメリカ国内にはオサマ・ビンラデインの一族が数十人いた。「9・11テロ」直後、アメリカ全土ですべての航空機が飛行禁止となった中、政権上層部の判断で、ビンラデイン一族だけは、ジェット機でまんまと出国することができた。   
 ここでマイケル・ムーア監督は、彼一流の調査報道の手法とその実証的映像により、ブッシュ・ファミリーとビンラデイン一族との親子2代にわたる長く深い癒着構造を次々と暴露していくのだった・・  

ー以下、第2弾へ続く。  

ー写真カットは、「9・11テロ」があったその朝、フロリダの小学校にいたブッシュ大統領が見せた「空白の7分間」の表情。


































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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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