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ローン・サバイバー (1)


2014/10/6  ”名作映画シリーズ ”   
ー全国100万のアクション映画ファンの皆さん、今晩は。季節は秋、いよいよ芸術の秋。ただ今絶好調の二階堂 新です。
 本日の当コーナーは、ピーター・バーグ監督による感動の戦争映画「ローン・サバイバー」(2014年春公開)をお届けします。米軍が誇る精鋭特殊部隊ネイビー・シールズによるタリバン指導者暗殺作戦中に起きたネイビー・シールズ史上最悪の悲劇と言われるレッド・ウィング作戦に参加し、ただ一人奇跡の生還を果たした元隊員マーカス・ラトレルの手記を原作に映画化。 
 尚、本作品は、某「ツタヤ」にて新作レンタルであり!えっ、何!?私は「ツタヤ」から何ももらってないヨ(笑)  
 ファースト・シーンは、海岸の砂浜で坊主頭の若い海兵隊員たちが、米海軍特殊部隊SEALs名物の地獄の特訓を続ける場面から始まる。シールズを志願する隊員たちは砂と泥と汗にまみれ、訓練で限界を超える極限状態に追い込まれる。戦場で戦い続け生き続ける強靭な体力と不屈の精神力が試される。   
 シーンは変わり、アフガン山岳地帯の平原を1機の米軍ヘリが飛ぶ。ヘリの中では負傷した一人の兵士が手当てを受けており、米軍基地へと運ばれる。基地に着くと、即座に兵士は病室で集中治療を受ける。懸命に蘇生処置を施す医師たち。そして日付は3日前に遡り、シールズ隊員、マーカス・ラトレル一等兵の回想として実話のストーリーが描かれる。
 2005年6月のある日の朝、アフガンのバグラム空軍基地では、シールズの4人の隊員、マイケル・マーフィー大尉、マーカス・ラトレル一等兵、ダニー・デイーツ二等兵、マシュー・アクセルソン二等兵が作戦命令を待っていた。そこへ海軍担当者が、4人に声を掛ける。  
 「『レッド・ウィング作戦』決行だ!」   
 早速、基地内の部屋に隊員たちが集められ、作戦会議が開かれる。作戦のターゲットはタリバン指導者のアフマド・シャー。アフガン山中の村に入り、裏切り者の男を村人の前で公開処刑するアフマドとタリバン兵の残忍さを示すシーンがオーバー・ラップで流れる。   
 その日の夜、米軍前線基地から2機のチヌーク・ヘリと2機のアッパチ・ヘリにそれぞれシールズ隊員と海兵隊員が分乗して乗り込み、アフガンの山岳地帯に向け飛び立つ。夜の闇に紛れ、マーフィー大尉、ラトレル一等兵、デイーツ二等兵、アクセルソン二等兵の4名が、偵察のためチヌーク・ヘリからロープで降下する。   
 降下した4人の隊員は暗視ゴーグルを着用し、M4A1カービン銃を手に前線基地の司令センターと無線連絡しながら、暗闇の中を行軍する。慎重に山岳地帯のポイントを通過する4人。やがて夜が明け、重装備で険しい山の斜面を銃を手に、息を切らせながら歩き続ける。ところが、山岳地帯のため次第に無線が途切れがちになる。   
 その後マーフィ大尉ら4人は、目標の偵察地点に到達。前線作戦基地ではクリステンセン少佐が、次の作戦準備に取りかかる。山頂からマーフィが望遠鏡で村の様子を覗くと、そこには10人以上のタリバン兵とターゲットのアフマドが確かにいた。しかしそこから、通信担当のデイーツ二等兵が通信を試みるが通じない。   
 それでも偵察チームの4人は、アフガン山中で偵察行動を続ける。見張り役のアクセルソン以外、林の中で仮眠を取る3人の隊員。するとそこへ、首の鐘を鳴らしながら数頭のヤギと3人の羊飼いがやって来る。直ぐに飛び起き、3人を拘束する4名のシールズ隊員。突然の不測の事態に作戦本部に連絡するが、無線が通じない。そしてその後、作戦にかかわる不運と悪条件が重なり、また4人の隊員が下した判断の結果もあり、致命的な悲劇が彼ら4人を襲うことになるのだった・・

ー以下、第2弾へ続く。   

ー写真カットは、「レッド・ウィング作戦」が決行され、アフガンの山岳地帯を飛ぶ米軍ヘリ4機。






















   
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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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