ガメラ 大怪獣空中決戦 (2)


2014/12/8  ”名作映画シリーズ ”  
ー金子修介、1955年東京都生まれの映画監督。高校入学時から、八ミリ映画による自主映画製作を始める。大学卒業後、1978年に日活へ入社。助監督、脚本家を経て、1984年、日活ロマンポルノで監督デビュー。1984年当時、まだ青春時代の私は、今は亡き京都の名画館「京一会館」の固い椅子に座り、ワンカップの日本酒を飲みながら土曜日の夜、オールナイトでその頃の金子作品を始め、現在、日本映画界を代表する才能ある若き日の名監督たちのピンク作品をよく観たものだ(笑)
 小学生の頃から怪獣少年であった金子監督は自ら、そのオタク歴を公言している。映画監督デビュー後、「ゴジラvsモスラ」の大森一樹監督(彼が京都府立医科大の医学生だった頃、「京一会館」で自らガリ版刷りで「京一通信」を出していたのは有名)の降板の際、監督に立候補する程、怪獣映画製作に関心を寄せた。その後も絶えず自身の嗜好と趣味性をアピールし続け、本作「ガメラ 大怪獣空中決戦」の成功で怪獣映画というジャンルに新風を起こした。   
 代表作に、「ガメラ・シリーズ」の「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)「ガメラ2レギオン襲来」(1996年)「ガメラ3邪神<
イリス>覚醒」(1999年)「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」(2001年)「デスノート」(2006年)がある。また最新作に4人の戦う少女をテーマにしたSFアクション映画「少女は異世界で戦った」(2014年)がある。   

 本作ストーリーに戻る。かくして海上保安庁航海士の米森(伊原剛志)が海中で見たその岩礁は物体ではなく、巨大な生命体であった。その巨大生命体は、ある場所へと向かっていた。   
 一方、鳥類研究者の長峰真弓(中山忍)と大迫刑事は、県警本部の部屋で「ギャオス捕獲作戦」について知恵を絞っていた。そしてギャオスを福岡ドームに誘き寄せ、ドーム内に閉じ込める作戦を思い付く。航空自衛隊のヘリ3機で姫神島から3体のギャオスを引き連れ、福岡ドームへと誘導する。ドーム内に特大の生肉を用意し、それをギャオスが食べている隙に麻酔銃で仕留め捕獲する。  
 そこへ報道用民間機のヘリに乗った米森が、やって来て告げる。   
 「推定60メートルの巨大生命体が今、福岡ドームを目指しています」  
 やがて航自のヘリとライト放射に導かれ、3体のギャオスが飛来。麻酔銃を手に待機する自衛隊隊員たち。3体のギャオスは福岡ドームのグラウンドに降り立ち、特大の生肉を啄み始める。ドームの天井が閉じる。隊長が号令する。  
 「撃て!」  
 しかしドームの天井が完全に閉じる前に、一体のギャオスが飛び去る。そのまま夜の博多湾を飛ぶギャオス。突然、そこへ海中から出現したガメラが立ち塞がり、ギャオスを一撃で叩きのめす。その後ガメラは福岡市街に上陸し、福岡ドームを目指す。パニック状態となり避難する福岡市民の群れ。   
 終に福岡ドームにやって来たガメラは、ドームの天井を破壊し始める。退避する自衛隊員らと真弓。その間に麻酔から目覚めた2体のギャオスは、ドームから飛び立つ。そのギャオスを追うガメラ。ジェット噴射で高速回転しながら、円盤のように空を飛ぶガメラがクール。   
 シーンは変わり、夕食の食卓を囲みながら、調査船から戻った八州海上保険の調査員、草薙(小野寺昭)と米森は、娘の浅黄(藤谷文子、父親はハリウッドのアクション・スター、ステイーヴン・セガール)も交え、岩礁にあった古代文字の解読に挑む。専門の考古学者の協力も得て、草薙はキーワードを導き出す。  
 「最後の希望ガメラ 時の揺り籠に託す」「災いの影ギャオスと共に目覚めん」  
 米森は岩礁で拾った勾玉を女子高生の浅黄にプレゼントする。1万2千年前の古代文明とガメラについて浅黄が思いを巡らせていると、彼女の手の中で熱を帯びて発光する不思議な勾玉だった。   
 一方、政府の危機管理対策室でガメラとギャオスの二大怪獣の対応について話し合う政府の役人と自衛隊の制服組のトップたちと草薙と米森。会議に呼ばれた真弓が、ギャオスについて調査結果を報告する。   
 「新たに発見された卵の殻を調べた結果、1万年以上前の生物と判明。しかし生物として不自然な点があります。すべてがメスなのです」「ではどうやって繁殖するのかね」と捕獲作戦の責任者でもある環境庁(当時)の審議官が問う。 
 やがて長野県の木曽山中にギャオスが出現する。その情報を知らされなかった米森と草薙は急遽四駆で山道を走り、現場へと向かう。   
 「カーン、カーン、カーン!」と村の半鐘が鳴り響き、避難する村人たち。車を降り、逃げる村人の集団と逆行して走る米森。「怪獣か!?」「鳥だ!」と村の男。「子供がいる!助けて!」と村の主婦が叫ぶ。彼女を押し留める消防団の男が、米森に言う。   
 「まだ東京から来た調査団の人たちが、橋の向こうにー」その時、少年を抱えた真弓が、吊り橋の向こう側から駆けて来る。吊り橋を走り、救出に向かう米森。途中で転ぶ真弓と少年。その少年の泣く声を聞き、二人に襲いかかる巨大化したギャオス。米森がそこへ駆け付け、少年と真弓を庇い、橋の上で身を伏せる。三人の頭上を掠めるギャオス。空中で旋回すると、再び三人を襲うギャオス。  
 危機一髪!?その瞬間、ギャオスに向け火炎放射が放たれる。その胴体を掠り、炎は山腹の山林を焼く。終に木曽山中に守護神ガメラが登場!口から必殺技の超高温「プラズマ火球」を噴射する。見事に命中・爆発、粉々になって砕け散るギャオス。   
 次に、もう一体のギャオスが出現。吊り橋の三人に気付き、口から超音波攻撃を仕掛ける。橋の上を逃げる三人。そこへまたもガメラが立ちはだかり、自らの手と体にその超音波メスの攻撃を受け、三人を守る。飛び去るギャオス。そして手から緑の血を流しながら、ガメラもまたその後を追って飛び立つのであった・・・  

ー以下、第3弾へ続く。   

ー写真カットは、吊り橋で倒れた三人を庇い、ギャオスの超音波攻撃を受ける守護神ガメラ。









































  
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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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