網走番外地 (1)


2015/1/17  ”名作映画シリーズ ”  
ー新年明けまして おめでとうございます。2015年新年、今年最初の「名作映画シリーズ」です。今回、1月と2月の2ヶ月間、昨年11月に死去した昭和の日本映画の名優、高倉健を記念し、追悼特集を行いたいと思います。  
 本日、第1回は、主演高倉健、監督石井輝男による「網走番外地」(1965年、モノクロ92分)をお届けします。因みに私は、近所の某「ツタヤ」にてレンタル作品で借りて観ました。  
 ファースト・シーンはスクリーン一杯に「網走番外地」のタイトルが踊り、流氷が浮かぶ冬のオホーツク海に面する網走の雪の海岸線がモノクロームで映し出される。そして哀愁を帯びたギターの音色と共に、♪遙か~遙か彼方にゃオホーツク♪ ♪真っ紅なハマナスが泣いてます。その名も網走番外地♪と野太い胴間声で高倉健が、鎮魂歌のように切々と主題歌を歌い上げる。  
 続いて雪の網走駅に白い湯気を吐きながら蒸気機関車が滑り込み、手錠と腰縄に繋がれた囚人の一団が駅のホームに降りる。その集団の中に、主人公の橘真一(高倉健)もいた。彼らはそこからトラックの荷台に乗り、向かう先は零下20度にもなる極寒の地、冬の網走刑務所であった。   
 刑務所に入所したその夜、雑居房で囚人たちが、次々と自らの罪状と前科の自慢話を始める。その猛者たちの中で、伝説の殺人犯「鬼寅」の義兄弟と称し、牢名主として幅を利かせる古参の前科者、依田(安部徹)、新入りの権田(南原宏治)、そしてどこか存在感を漂わせる初老の受刑囚、阿久田(嵐寛寿郎)がいた。   
 しかし一本気の橘は依田、権田と事ある毎に衝突する。ある夜、雑居房中で二人と喧嘩したため、橘は懲罰房へ送られる。ここで、橘の少年期の回想シーンがオーバーラップで映し出され、未亡人となった母と少年の真一と幼い妹の人生が語られる。夫を失った母は真一と妹の二人を養うため、仕方なく中年男と再婚する。しかしここでも、真一少年は酒飲みの義父に反抗し続け、やがて成人となった真一は母と妹を残し、義父の家を飛び出す。   
 そんなある日、保護司の妻木(丹波哲郎)が、懲罰房の橘の下に面会にやって来る。  
 「実は、仮釈放の手続きをしていたところだ」  
 妻木は橘の服役態度を評価し、出所後のことについても尽力していた。妻木が続ける。  
 「刑期は残り半年だ。ここを出てからの話をしよう」「妻木さん!お袋に一目会えるように取り計ってもらえないでしょうか」
 妹からの手紙で、母親が乳がんだと知った橘は、最後に母と会うため保護司の妻木に仮保釈が出来るように取り計うことを頼み込む。   
 再び回想シーン。トレンチ・コートの下に長ドスを忍ばせ、夜の街を一人歩く橘。♪ドスを片手に殴り込み♪ ♪どうせオイラの行く先は網走番外地♪と高倉健が、低く野太い声で懺悔するかのごとく歌う。やがて敵対する組事務所に押し入った鉄砲玉の橘は、長ドスを手に組長と組員らに斬りかかる。   
 出所まで半年になった橘は、妹が知らせる病床の母のことが気になって仕方がない。そんな橘にかつての宿敵、依田と権田がある計画を持ちかけて来るのだが・・   

ー以下、第2弾へ続く。   

ー写真カットは、雪の山林で、ヘルメットに防寒着で森林伐採の労務に励む主人公の橘(高倉健)。




















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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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