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今、そこにある危機


2015/4/26  ”時事評論シリーズ ”  
ー4月22日、東京・千代田区の首相官邸屋上で、微量の放射性物質を含む小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、24日夜、「自分がやった」として男が、福井県警小浜署に出頭して来た。  
 男は、福井県在住の無職山本泰雄容疑者(40)。山本容疑者は、ドローンの操縦機らしきものを持参して出頭。「反原発を訴えるため、首相官邸にドローンを飛ばした。(機体に付いていた)容器に福島の砂を入れた」と話している。  
 警視庁によると、22日午前、官邸職員が屋上でドローンを発見。機体には液体が入った容器が取り付けられており、微量の放射性セシウムが検出された。機体は、中国製の市販機「ファントム2」とみられる。機体に取り付けられたカメラの映像を操縦者の手元のモニターへ送る装置も付いていた。最大で1.2キロ離れた場所からでも遠隔操縦が出来る。  
 警視庁は25日、山本容疑者を威力業務妨害の疑いで逮捕し、身柄を東京・麹町警察署に移送し、本格的な取り調べを始めた。また政府は24日、首相官邸の屋上でドローンが見つかった事件を受け、ドローンの利用を規制する法整備の検討に着手した。  

       *       *       *  

 山本泰雄容疑者は、元航空自衛隊員出身。高校卒業後、航空自衛隊に入り、県外の基地に配属されるが、辞めて実家へ戻る。その後、地元であるメーカーに勤務するが、昨年夏に退職。 
 退職後の2014年7月、山本容疑者はブログを始める。そのブログには、「官邸サンタ」(1)のコードネームで小型無人機「ドローン」(2)を使って、首相官邸に向けて飛ばす計画と経過が詳細に書かれている。  
 元空自出身者、既存の反原発運動にも異を唱える「官邸サンタ」「ローンウルフ」山本容疑者の動機は、一体何だったのか!?実害も事件性もない今回の「首相官邸ドローン落下事件」を何としてもテロ事件として立件せんとする警察権力こそが、問題なのではないのか!?   
 さらに山本容疑者のブログにもあるように、2週間も放置した首相官邸の対応の遅れと危機管理能力の欠如こそが、今問われるのではないのか!?警視庁は、首相官邸の警備の不備と問題点を図らずもドローンで指摘してくれた山本容疑者に感謝こそすれ、逮捕してその自宅を家宅捜索し、事件として立件しようとするとは、一体何事か!?
 年明け1月20日に起きた邦人人質事件では何ら対策もせず、難民は受け入れず、自衛隊の海外派遣を目論む安倍政権。中東のテロリスト集団に目を向けるあまり、自らの足元、首相官邸の危機管理体制はお粗末と言わざるを得ない。
 2015年春、「9・11テロ」から10数年、「3・11東日本大震災」から4年、中東で世界中でテロと危機が拡大する中、「今、そこにある危機」にこそ我々は目を向け、迅速かつ果敢に行動し対策を取るべきであると私は考える。

<脚注>
ー(1)「官邸サンタ」のブログ:http://guerilla47.blog.fc2.com
ー(2)小型無人機「ドローン」:複数のプロペラで飛ぶ小型飛行機。偵察用、空爆用など軍事目的から開発が始まり、現在民間
  ビジネスへの応用が進む。飛ぶ音が蜂に似ていることから、ミツバチの雄を意味する「drone」と名付けられた。  
   GPS機能で遠隔操縦できるものや自動飛行するもの、カメラ付きで空撮できるものなどがある。値段は1万円台から1千   万円を超えるものまであり、国内では2千機が普及しているとされる。

ー写真カットは、小型無人機「ドローン」の世界最大手DJI社の最新型ドローン「ファントム3」。5月中旬から国内向け販売開始、価格は14万円から。朝日デジタルより転載。





















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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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