凍てつく冬の暗闇に潜みしは誰ぞ(5)


2015/7/7  ”「餃子の王将」社長射殺事件”  
ーペンで戦うフリーライター、二階堂 新です。本日は1年半振りに、「フリーライター・シリーズ」の新しい情報をアップします。
 2013年12月19日、氷雨が降るまだ薄暗い冬の早朝、「餃子の王将」大東隆行・前社長(当時72歳)が、同社本社前(京都市山科区)の駐車場で何者かに銃撃され死亡した。暗闇の中、犯人は至近距離から25口径の拳銃で4発、大東社長に向け発射。出社した社員によって発見され病院に搬送されたが、その朝、大東社長は出血多量で死亡が確認された。  
 師走の京都を震撼させた未曾有の一部上場企業現役社長の銃撃事件。プロのヒットマンの手口を思わせる犯行、物的証拠も乏しく、一時は迷宮入りも囁かれた同事件。しかし事件発生から1年半経って、新事実が判明した。  
 「週刊ポスト」2015年7月10日号記事の最新情報によると、銃撃事件の「2人の実行犯」を京都府警が特定したという。昨年末、捜査本部は現場付近に放置していた複数のバイクを押収。その中の1台のバイクのハンドルから硝煙反応を確認し、またナンバー・プレートを付け替えた別の盗難バイクも発見した。防犯カメラに映っていた映像とも照合した結果、そのバイクが九州ナンバーの不審な車と併走していた事実も判明。そこから捜査本部は防犯カメラやNシステム(自動車ナンバー読み取り装置)を駆使し、事件の実行犯と運び屋の2人の「面」を割り出した。  
 入念な犯行現場の下見とその鮮やかなプロの手口、そして国内の使用例では珍しい25口径拳銃による犯行と言い、私も「中国人マフィア」犯行説を取っていた。しかしここに来て捜査本部は、
九州を拠点とする国内暴力団のヒットマンの犯行だったと特定するに至った。

 
 「餃子の王将前社長射殺事件」からすでに1年半が経過した。私は学生時代、京都市内の下宿の近くでまた大学の近くにもあった「餃子の王将」チェーン店によく通った。また10数年以上前、京都の中央市場で配送のアルバイトをしていた頃、社員の運転手とトラックに乗り込み、食材を山科の王将フードサービス本社まで運んだことがあった。その時、本社前の駐車場で白い割烹着を着て陣頭指揮をする当時の大東社長に挨拶した記憶がある。  
 この事件を決して「迷宮入り」にしてはならない。我々貧乏学生と若いサラリーマンの味方であり、その胃袋を満たしてくれた京都発祥の「餃子の王将」。凶弾に倒れた大東隆行前社長のご冥福と犯人逮捕、そして事件解決を私は切に願う。  

<参照データ>
ー「週刊ポスト」特集記事:「『餃子の王将』社長銃撃事件が急展開!『2人の実行犯』が特定された」(2015年7月10日号) 

ー写真カットは、犯行に使用されたと思われる同型の拳銃、米コルト社の「コルト25オート」(モデルガン)











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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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