参院委員会で「安保法案」が強行採決!


2015/9/20  ”時事評論シリーズ ”  
ー9月17日午前8:50より、参議院 特別委員会で安全保障関連法案に対する質疑と採決が行われた。以下、9/17放送の「ニコ生」[参議院 国会生中継]より再現する。   
 開始早々の冒頭シーン。当委員会の理事でもある福山哲郎議員(民主党)が鴻池祥肇委員長に詰め寄り、自民党の理事らと激しく言い争う。昨夜から未明にかけて揉めに揉めた理事会と委員会の再開について追及するフクテツ。それを腕組みをして見守る各野党の理事と野党議員ら。   
 「何言ってんだよ!」と吼えるフクテツ。今度は、自民党の各理事らが委員長席に詰め寄る。委員長、自民党の理事ら、裏方の事務官僚が、しばし対応について協議する。「速記、止めて下さい」と委員長。そして委員長席で自民党の二人の理事を交え、再び協議する。そこにまたもフクテツが委員長に詰め寄る。その後、何か話し合いがまとまったのか、野党議員の理事らが拍手する。   
 休憩後、鴻池委員長に不信任動議が提出され、同委員長は辞任。代わって新しく佐藤正久(自民党)委員長代理が選出される。ところが佐藤委員長代理を取り囲み、「権限はない!」と野党議員らが罵声を浴びせ、またも紛糾する特別委員会。そのすぐ横の大臣席で、「我、関せず」とばかり傍観する安倍総理、岸田外相、中谷防衛相の3人。   
 「ただ今、佐藤委員長代理が委員会を再開し、休憩に入ると宣言しました」と野党の理事が説明。またも野次と怒号が飛び交い、野党議員らが佐藤委員長代理に摑みかかろうとする。「理事だけ!理事だけにして下さい!」と野党の理事がこれを制し、野党議員らも潮が引くように自席へ戻る。その最中、佐藤委員長代理がやっと、委員会の再開を小声で宣言する。   
 その後、休憩を挟み、午後1時より特別委員会が再開される。議題は、鴻池委員長の不信任動議。審議のトップバッターは、本動議を提案した福山哲郎議員。昨夜以来の理事会のゴタゴタと混乱、責任者である鴻池委員長に対する不信任決議案をめぐり、思わず涙声になるフクテツ。また「安保法案」には反対の立場から、同法案の法的不備と野党による質疑の正当性を主張。さらに各大臣、首相答弁、法務官僚の答弁の隙を突く戦術で攻めるも、わずか5分で質疑を終える福山議員。   
 それから3時間以上、元社民党党首の福島瑞穂議員、「生活の党」代表の山本太郎議員ら7人の議員が登場。最後に山本議員の質疑が終了する。その後、歴史的瞬間のその時がやって来る。   
 「これより採決に入ります」と佐藤委員長代理。不信任動議は各議員の起立によって採決が行われ、賛成少数によって否決された。「速記を止めて下さい!」と佐藤委員長代理が言い、委員長席を立つ。続いて、再び鴻池委員長が委員長席に復帰する。それに合わせ、安倍総理、岸田大臣、中谷大臣も委員会室に入場し、大臣席に着席する。この時、またも席を立ち、委員長席に詰め寄るフクテツ。片手で合図して、他の野党の各理事を招き寄せる。委員長席に歩み寄る野党の各理事。   
 その瞬間、委員長席に駆け寄り、ラグビーのスクラムのように委員長を取り囲む自民党の屈強な男性議員たち。その人波に怒涛のごとく殺到する野党議員ら。揉みくちゃにされる鴻池委員長、スクラムを組む自民党議員らと取っ組み合いを始める民主党議員、その男性議員の人垣へダイブを試みるパンタロン姿の野党の女性議員、その乱闘の様子を遠巻きにして見詰める野党議員ら。  
 ここで、音声が復活。議場には野次と罵声と怒号が飛び交う。「暴力は止めろ!」「暴力は止めなさい!」次の瞬間、自民党議員らが、「バンザーイ!」と両手を掲げる。尚も雪崩を打って、鴻池委員長に迫る野党議員団。そしてその混乱の中、さっさと特別委員会の自席から立ち去る安倍総理。啞然と見送る民主党議員たち。委員長席を野党議員らが取り囲む中、その後方でまたも勝ち誇ったかのように自民党議員らが立ち上がり、万歳と拍手でアピールする。  
 野党議員らに揉みくちゃにされながら、野次と怒号の中、委員長が「安保法案」の採決を強行に宣言した。委員長席を囲みながら、立ってこれに抗議する野党議員たち。議場では尚も自民党議員と野党議員による小競り合いが続く。委員長席では、野党議員らに取り囲まれ押さえ込まれながらも、佐藤委員長代理がマイクで採決の有効性を訴える。   
 「ルールを守れ!」「茶番は止めろ!」と野党議員の野次と抗議の声が飛ぶ。かくして開始から7時間47分後、鴻池委員長は自民党男性議員らに守られながら、騒然とする特別委員会から退場した。   

       *       *       *     

 9月17日夕、参院特別委員会で野次と罵声と怒号が飛び交う中、「安保法案」が強行採決された。委員長席を取り囲み、与野党議員らが取っ組み合いを始める最中、採決を最後まで見届けることもなく、安倍晋三総理はさっさと席を立ち、敵前逃亡した。
 そして野党議員による論戦も国会前を取り囲む何万人ものデモ隊の抗議の声も大多数の国民の平和を求める声も、そしてわが国の自由と民主主義と憲法九条も蹂躙し、アベ・ヒットラーはその正体を現わし、終に亡国の「安保法案」の強行採決へと踏み切った。 2015秋、怒涛の「安保法案」劇場最終幕は、参議院本会議へと戦場を移す。以下、続く・・   

ー写真カットは、参院特別委員会で「安保法案」が強行採決された瞬間。鴻池委員長に詰め寄る野党議員団とその後方で両手を掲げ万歳をする自民党議員ら。9/17付、「ニコ生」「参議院 国会生中継」より転載。
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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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