「300<スリー・ハンドレッド>」  (3)

 かくして、途中、援軍とも合流し、運命の地、テルモピレーでペルシアの大軍との決戦が、開始される。   
 以下、ここから戦場での戦闘シーンが、1時間以上つづく。しかし、先に結論を言うと、期待外れの一言に尽きる(笑)まず、ザック・スナイダー監督が、CG(コンピューター・グラフィック)にたよるあまり、どこか、
”マンガ”的で、非現実的。ありえないシーンが、度々出てくる。   
 緒戦から、敵兵をバッタバッタと、槍と剣でなぎ倒すシーン。これも実戦では、刀が歯こぼれして、不可能。後半、ついに戦場で、ペルシアのクセルクセス大王が登場するが、これも、全く、スナイダー監督の作り物〔笑)あ
まりに、アメリカン・コミック的にカリカチュアライズされている。さらに、剣で斬られた生首が飛ぶシーンが、
何回かある。これも、悪趣味そのもの(笑)結局、戦場の死闘シーンを表現するには、実写では不可能。CGによ
るしかなかったということか。   

 後半戦、ついにペルシア軍の反撃が、スタートする。それは、ある男の裏切りから始まった。かくして、敵にそ
の背後をつかれた、レオニダス王と300人のスパルタの兵士は、決死の覚悟をすることになる。援軍も友軍も去
り、最後まで残った300人の戦士は、戦場で王と運命を共にする。   
 退却も降参もしないスパルタの兵士、300人に、ペルシア軍の怒涛の攻撃が始まる。次々と槍と剣と弓矢に倒れる兵士たち。しかし、矢に射抜かれながらも、尚刀をふるい、一人でも多くの敵を倒し、最後のその一瞬まで戦い抜くスパルタの勇者たち・・・ ついに、王自身も全身に弓矢を浴び、命、尽きる。    
 しかし、その一年後、レオニダス王と300人の兵士のその遺志を継いだ全ギリシア軍は、結束して、ペルシア
軍に反撃を開始する。映画は、このラスト・シーンで終わる。史実においても、この後、スパルタとアテネは同盟
を結び、陸戦でも海戦でもペルシア軍を撃破するに至る。かくして、ペルシア戦争に勝利したギリシア人は、後に
ヘレニズムと呼ばれる、ヨーロッパ文明の原形を確立することになる。   
 最後に、この映画のデータをアップします。            

_______      

 ーさて、次回は、私の都合で、番外編をやります〔笑)どんな内容かは、来週までお楽しみに。28日、月曜日
 にアップする予定です。 

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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