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シン・ゴジラ (2)


2018/12/8  ”名作映画”     
ー本作では328人もの人物が登場する。製作費カットのためか、会議室での人物アップシーンを多用。コマ割りとカット数が多く、台詞が早口で聞き取りにくい。随所に挿入されるテロップの説明が長過ぎる。人物描写が平板でマンガ的、登場人物の心理描写、役者の内面表現まで迫れず。得意のアニメ制作の手法をそのまま実写映画に押し込んだ庵野秀明監督。村上春樹も言っていたが、庵野秀明の「シン・ゴジラ」は芸術系大学出身者による自主製作映画のレベル。また今回、岡田斗司夫の「シン・ゴジラ」論の動画を一応チェックしたが、ハイテンションで「シン・ゴジラ」と監督庵野秀明について語るオタク評論家、岡田斗司夫に私は与することは出来なかった。   

 本作ストーリーに戻る。さらに進化し巨大化した第四形態のゴジラが鎌倉市に上陸。その後ゴジラはゆっくりと東京都内へ進行する。ゴジラの都内進入を阻止するため、大河内総理は自衛隊の出動を命令。自衛隊は陸と空からゴジラに向け総攻撃を開始する。このシーンの魅所は、CG合成を駆使した自衛隊の戦車、対車ヘリ、航空戦闘機が総動員される迫力の攻撃場面。ヘリ部隊による機関砲からアパッチ攻撃ヘリによる集中砲火、誘導弾、陸上自衛隊戦車中隊の10式戦車による一斉射撃、そして爆撃機による空爆と攻撃が次第にエスカレートする。   
 しかし「タバ作戦」の猛攻撃を撥ね付け、ゴジラは多摩川を越える。ここで日米安保条約を適用し、米軍の支援を要請することに。直ちに米軍の戦略爆撃機B-2がグアム島の基地を離陸。都内では米軍の総攻撃を避けるため、都民は地下街へ避難する。首相官邸もゴジラの進行進路にあるため、大河内総理と閣僚たちも脱出用ヘリに乗り込む。巨災対の矢口は車で脱出。一方、米軍は攻撃を早め、地中貫通爆弾をゴジラに向け発射し、出血と損傷を確認。ゴジラは動きを止める。  
 しかし次の瞬間、ゴジラは口から大量の火炎を吐き出し、背鰭から紫色の光線を周囲に放射する。その光線は米軍爆撃機を次々と撃墜し、一瞬で大河内総理以下閣僚が乗ったヘリを撃墜させた。その後もゴジラは鬼神の如く、口から吐く光線と背中から発するビームで東京都心、国会議事堂、永田町と霞ヶ関の一帯を破壊し焼き尽くす。首都東京中枢は火の海と化す。 
 ここで庵野監督は特撮とは言え、ゴジラ映画をテーマにして東京都心の破壊シーンを再現して魅せる。まるで太平洋戦争末期の東京大空襲、広島と長崎の原爆投下、そして2011年3月11日の東日本大震災のあのイメージを平和惚けニッポン人の脳裏に再び焼き付けるかの如く、本作品によって提示した。  
 かくして総理以下主要閣僚を失った日本政府と巨災対事務局長矢口の運命や如何に!?破壊の限りを尽くしたゴジラの対策は如何に!?  
 以下、第3弾へ続く。   

ー写真カットは、鬼神の如く東京都心を破壊し尽くし焼き尽くすゴジラ。   
   







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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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