「時事テーマ」:2011/5/2 ”2011フリー・ライター・シリーズ ”
ーオバマ大統領による、国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラデイン容疑者(54)殺害のニュー
スの発表があった。1日、日曜日の深夜12時前(米東部時間)にもかかわらず、ホワイトハウス前は詰めかけ
た人々の歓声と祝福のムードに包まれた。
米軍特殊部隊が1日に行った今回の掃討作戦では、ビンラデイン容疑者へ直接的な支援を行う、二人の兄弟の
側近を突き止めたことが重大な転機となった。オバマ政権の高官が、2日までに明らかにした。
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ー異例ともいえる、5月1日午後11:35分(東部標準時間)、オバマ大統領による、ビンラデイン容疑者殺
害の発表。その時、深夜のホワイトハウス前では、人々の喚声が湧き起こったという。これでアメリカは、ビン
ラデインを、「殉教者」にしてしまった。本来のテロとの戦い、イスラム社会の貧困と格差をなくし、イスラム
諸国の国情に見合った民主化をすすめるのではなく、アメリカ流の「対テロ戦争」が、今後も続くことになるだ
ろう。
そして、「9・11テロ事件」から10年目のこのニュースは、アメリカのためであり、2012米大統領選
に向けた、オバマ大統領の「選挙用キャンペーン」となった。
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