叫ぶカラス、砂浜にクジラ、震災前に動物の異変

「時事テーマ」:2011/7/3 ”東日本大震災の復興”   
 ーマグニチュード9・0を記録した東日本大震災の直前に、野生動物の異常行動な関する目撃証言が、複数確認
 されている。   
  鳥などの不可解な動きと地震との関連は、科学的には解明されていないが、災いを避ける知恵として日本各地
 で言い伝えられてきた。専門家の間でも、証言を集めて分析する必要があると指摘されている。  
  「あれは、前兆だったのでは」と現在も瓦礫が残る宮城県石巻市で30年以上暮らす阿部幸子さんは、振り返 る。夫を未明の漁港に車で送った震災当日、午前1時50分頃、玄関のドアを開けた瞬間、呆然となった。暗闇
 に目をこらすと、公園で暮らすカラスが普段よりも3倍多い50羽で「ギャー、ギャギャギャアー」と飛び回っ ていた。同じ地区に住む別の主婦も、当日の正午頃、上空で激しく争う数十羽のトンビの声を聞いた、強い揺れ
 が襲ったのは、その3時間後だった。   
  また、震災1週間前の3月4日、茨城県鹿嶋市の海岸に打ち上げられた小型クジラ54頭が、発見されてい  る。同県大洗水族館によると、体長2~3メートルのカズハゴンドウであるが、地震との関係はわからないと言 う。ただ同様の現象は、今年2月に起きたニュージーランド大地震の時にも確認されている。現地の報道による と、ニュージーランド南西部の島で地震の数日前、107頭のゴンドウクジラが海岸に乗り上げた。   

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 ー1995年の阪神大震災の際にも、さまざまな「前兆」があったと噂された。地震予測は不可能と言われる  が、それは決して「オカルト」ではなく、目を見開き、耳を澄ませば、必ず地震の予兆=「自然のメッセージ」
 があるはずだ。   
  今回の東日本大地震も、決して「百年に一度」の天災ではない。東北地方には、過去200年間4回大きな地 震が発生しており、明治時代、昭和の初期にも大津波があった。人間がいかに自然に対して謙虚になり、また天 災に対応する知恵と勇気と行動を如何に発揮するかという、「危機管理」能力の問題でもある。

 


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Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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