候補者ビル・マッケイ  (2)

 アメリカは、「チャンピオン・ファイト」の国である。日本的な一騎討ちではなく、チャンピオン=リーダーの
指揮の下、チームが一丸となって敵と戦う。学生同士の喧嘩(米国留学時代の若き日、私も彼らアメリカ人とよく
戦ったものだ(笑)から、アメリカン・フットボールの試合、ボクシングのヘビー級チャンピオンの試合、そして
大統領選に至るまでアメリカ人の気質とも言える。   
 話しを本作映画にもどす。かくして、ジャーモンとの討論会に臨むビル。ジェット機を降りる寸前、マービンは
コックピット席で想定問題集を彼に手渡し、完璧を期す。いよいよ、テレビ公開討論会が始まった。司会者が両候補者を紹介し、3人の記者が次々と質問を浴びせる。二人の候補者はそれに答え、選挙民に向け丁々発止の駆け引きを演じる。そしてこの討論会を機に、マッケイとジャーモンの立場は逆転した。選挙戦では、「debate]=[論争」という欧米流の言葉による戦いで雌雄を決し、勝者が生き残る。    
 それ以降、ビル・マッケイ候補の若さと率直なもの言いが受け、さらに支持者の輪が広がっていく。労働組合の
委員長の依頼を受け、大集会の壇上で講演するマッケイ候補が訴える。  
 「世界一の豊かな国に失業者、病人、飢えた人、家のない人々がいる」「もっといい道があるはずだ!」会場の
聴衆は総立ちとなり、手拍子と声援を送り、大コールが湧き上がる。彼は、続けて語りかける。  
 「時は来た。すべての人々が気づくその時が」「勇気を試し、我々自身と国への誠実さを試す時だ」「私に言えるのは、今私は、ここにいると」「それを皆さんに言いたい」「私は、すべてを捧げる」「さあ、始めよう!」 
 再び会場の割れるような拍手。勝ち馬に乗ったビル・マッケイの快進撃が始まる。   
ー以下、第3弾へと続きます。    

  Bye now.See you tomorrow.     

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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