華氏911  (3)

 2001年9月当時、私は仕事もなくビンボーで(笑)、当然インターネットもテレビも持っていなかった。
「9・11テロ事件」の第一報は、愛用するソニーのラジカセでよく聞いていたFM番組の臨時ニュースで知った。その時、女性DJは、アメリカで何が起きたのかよく分からない状況だった。その後私はバスに乗り、京都市
の国際交流会館に通い、インターネット・ブースで最新のCNN情報を収集した。   
 話しを本作品にもどす。マイケル・ムーアは時代を遡り、1980年代のアフガン、「旧ソ連」と戦ったムジャ
ヒデン時代のオサマ・ビンラデインとブッシュ・ファミリー、そして米政府との癒着を検証する。その隻眼は、ま
さに「米ソ冷戦」時代、「パワー・ゲーム」と「マネー・ゲーム」に明け暮れた ”戦争屋経済”国家、アメリカ
の実態をえぐり出す。  
 ブッシュ家2代にわたる、軍需産業多国籍企業への献身が指摘され、その世界的企業グループは、オイル・マネーでビンラデイン一族ともつながる。ブッシュ政権とテロの当事者、ビンラデインを巻き込んだ、「9・11テロ
事件」のマッチ・ポンプの図式が浮かび上がる。   
 「9・11テロ」の4週間後、米政府は、アフガン空爆を開始した。しかし結局、アフガンに送った兵士は1万
1千人だけ。ブッシュ大統領は、初めから乗り気ではなかった。その背景には、中東の「石油利権」がからむ。か
くして、タリバンとビンラデインを追い出し、カルザイを大統領に据え、一件落着。ブッシュは、ホワイトハウス
の執務室で国民に向け、見得を切る。   
 「私は、”War President”(戦時体制大統領)だ!」   
 そして次のターゲットは、アメリカ国民となった。ブッシュは警告する。「9・11テロ事件後、世界は変わった」「アメリカは、もう安全ではなくなった」「国民一人一人が気をつけ、テロを撲滅するんだ」   
 「愛国者法」を一夜で制定し、政府の権限が増大、平和な市民の団体の会合にも潜入捜査が行われる。かくして
国民にテロを煽り、「テロリスト」をありとあらゆる方法で取り締まる米政権官憲の戦いが、始まった。   
ー以下、第4弾へ続きます。    

  Bye now.See you tomorrow.   

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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