2001年宇宙の旅  (3)

 本作映画の見所に、その卓越した特撮技術がある。制作費を湯水のように使い、特撮スタッフは、完全主義者、
スタンリー・キューブリック監督の下、SF特殊撮影の技術に心血を注いだと言われる。カメラマン出身のキューブリック監督は、SF特撮の新しい技術をいくつも考案し、後に「スター・ウオーズ」のジョージ・ルーカス監督
らのSF映画作りに強い影響を与えた。1965年に製作が開始され、アポロ11号が月面に着陸したその前年、
1968年に公開された。キューブリック監督は、芸術と科学の融合を図るべく、当時の最先端の技術と知識を映画作品に集約せしめた点でも、本作は、SF映画史に残る不朽の名作である。   
 本作品のストーリーにもどる。かくして、フロイド博士ら一行が目にしたのは、あの謎の「黒石板」であった。
彼らが黒石板を調べると、それは、木星の方向に強力な電磁波を送っていた。その18ヵ月後、木星探査の宇宙船
デイスカバリー号が、はるか木星に向けて飛び立った。乗組員は5名。3名は、木星到着まで冬眠中。ボウマン船長とプール副船長の2名が活動する。そしてもう一人、最新型HAL9000コンピューターのハルがいる。
 会話のできる最新コンピューターのハルが、ボウマンに言う。   
 「私は、今回の任務に疑問を抱いています」   
 宇宙船のすべてを監視しコントロールするハルは、彼にある故障を知らせる。プール飛行士が船外へ出て、部品
を交換し、それを持ち帰る。二人は船内で修理するが、不具合は見当たらない。プールが尋ねる。  
 「どこにも異常はない」  
 「おかしいな。こんなことは初めてだ」「我々コンピューターは、完全無欠です。ミスを犯すのは人間です」 
 ハルの異常を疑う二人。宇宙船内はすべてハルの監視の目があるため、二人の飛行士は、一人乗り宇宙艇内で対策を話し合う。結論は、もしハルに異常があれば、取る方法は一つ。接続を切る以外にない。しかし高度な知能を
を持つハルは、二人の口の動きを「読唇術」で読み取っていた。   
 再びプールが船外に出て、アンテナに部品をもどす。ところが、ハルはここで彼の命綱を切ってしまう。宇宙
空間へ投げ出されるプール飛行士。即座に救出に向かうボウマン船長。宇宙艇のアームで彼をつかみ、宇宙船にもどって来るボウマン。ところがハルは、ハッチを空けようとしないのだった・・・
ー以下、第4弾につづく。   
   
   Bye now.See you tomorrow.   

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二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

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