恐竜100万年 (3)

 本作映画評、いよいよ最終回です。かくしてトマクは、槍を手に再び放浪の旅に出る。そして村の美しい娘、ロアナがその後を付いて来たのだった。溶岩の岩山を歩くと、谷底に温泉が見える。降りると、洞窟が広がる。中に
入る二人。泉と木があり、水を飲むロアナ。そこへ猿人が現れ、急いで木の上に隠れる二人。翌朝、洞窟の裂け目
から地上へ脱出する。再び溶岩だらけの岩山を歩き出すトマクとロアナ。   
 突然前方に、巨大な角型恐竜トリケラトプスが出現する。茂みに隠れるが、感付かれ逃げる二人。すると今度は
二人の前に、凶暴な肉食恐竜ケラトサウルスが現れる。岩陰に隠れる二人。睨み合う二頭の恐竜。まず初めに攻撃
を仕掛けるケラトサウルス。トリケラトプスの大きな襟に噛み付く。防戦し、反撃のチャンスを伺うトリケラトプス。一瞬の隙をつき、その腹部に鋭い二本の角を突き立てる。もんどりうち息絶えるケラトサウルス。勝鬨をあげるトリケラトプス。本作最大の特撮シーンの見せ場ともいえる、二大恐竜の決闘場面。   
 先に岩の隙間から逃げ出し、岩山を駆けるロアナの前に、サカナと男たちが立ちふさがる。急いで現場へ駆け付けるトマク。男たちを蹴散らし、ロアナを奪うサカナと一騎討ちする。ついに槍を手に戦うが、止めを刺すトマク
を制するロアナ。    
 その夜、トマクはロアナを連れ、アクホバ族の洞窟へ帰り着く。駆け寄る一族の男たち。族長の父は、岩山で転落し負傷しつつも生還していた。トマクを慕うワイルドな女、ヌボンデイ(マルテイーヌ・ベズウィック)が、狩りで彼が倒した獲物の角を差し出す。するとロアナがそれを奪い取る。部族の男と女の前で、取っ組み合いを始める二人の女。ロアナが優勢となるが、今度はトマクが彼女を制する。その後ロアナは女たちに受け入れられ、毛皮
を贈られる。   
 次の日、村の近くの川で水浴びをするロアナ。突如そこへ、「空飛ぶ恐竜」プテラノドンがやって来ると、ロアナを鷲摑みにして飛び去った。槍を手にそれを追うトマク。海岸の絶壁の巣へたどり着くが、そこへ別のプテラノドンが。空中戦を展開する二頭の怪鳥。ツメから放れ、海へ落ちるロアナ。岸ヘ泳いでたどり着くが、岩陰で倒れる。その岸辺に駆け付けるが、ロアナを見失うトマク。その後ロアナは、自力でシェル族の村に帰り着く。ロアナ
が部族の族長にわけを話すと、シェル族の男たちはトマクの救出へと向かう。  
 一方、部族の男たちを連れ狩りに出たサカナは、族長の父に反旗をひるがえし、男たちと共に部族の洞窟を攻撃
せんとしていた。翌朝、ロアナら一行がトマクを発見する。そこへサカナの一行から逃げ出した少年が、彼らの謀反を知らせる。トマクは、ロアナとシェル族の男たちを引き連れ、サカナとの決戦に向かう。ついにサカナは、族長の父の洞窟を男たちと共に奇襲する。食料を奪い取り、女をさらう男たち。そこへトマクとシェル族の男たちが
乱入する。サカナを追い、決着をつけるトマク。   
 その時、轟音と共に突然火山が噴火する。洞窟がくずれ、山が揺れ、地面が割れる。逃げ惑う男と女たち。ロアナをさらって逃げるサカナに、ついに槍で止めを刺すトマク。またくずれ落ちる岩山、さらに割れる大地、そこへ
飲み込まれる人々、大音響と共に噴火を繰り返す火山、流れ出す溶岩・・・   
 ラスト・シーンは、やがて火山の噴火が収まり、溶岩のくすぶる岩山を生き残ったトマクとロアナ、シェル族の
男たち、女たちと子供たちが再び歩き出す場面で終わる。     

                          (了)


















スポンサーサイト

■ Comment

非公開コメント

プロフィール

二階堂 新

Author:二階堂 新
 1955年生まれ、京都在住。フリーライター、フリーカメラマン、作家、企画主催者。皆さん、ヨ・ロ・シ・ク!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
二階堂 新 賢者は、かく語りき
最新記事
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる