「時事テーマ」:2012/6/10 ”「オウム事件」を追う”
ー現在も逃走を続ける「オウム事件」の特別手配犯、高橋克也容疑者(54)が潜伏していた川崎市の建設会社
社員寮から30冊の本が見つかった。その中に防犯カメラに関する本があったことが、警視庁への取材で分かっ た。
捜査関係者によると、本には防犯カメラの性能、撮影範囲、解像度が詳細に記され、高橋容疑者がこれを参考
に逃亡を続けているとみている。
高橋容疑者は、今月3日に菊池直子容疑者(40)が逮捕されたことを知り、その翌日社員寮からタクシーで
逃走したとされる。大型バッグを購入するためスーパーに向かう途中、防犯カメラに気付き、高橋容疑者が反転
する姿が映っている。
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ー偽名の「櫻井信哉」は実在した。高橋容疑者は住民票を不正に入手し、10年前から本人になりすまして、川 崎市内で逃亡生活を送っていた。
菊池容疑者が逮捕された翌日の4日、高橋容疑者は信用金庫で大金を引き出し、スーパーで逃亡用の大型バッ グを購入した。その後人目を避け、タクシーを使って社員寮から逃走。「よく似た男を乗せ、川崎から横浜方面 まで向かった」とタクシー運転手の証言があった。
高橋容疑者自身、隣接する横浜市の専門学校を卒業。10年間川崎市内のアパートに住み、土地勘があった。
また首都圏に支援者がいるとも指摘されている。
一方、警視庁は8日、5千人の警察官を動員し都内全域で警戒にあたり、その行方を追っている。9日、警視 庁築地署捜査本部は、写真に続きその似顔絵を公開した。
平田、菊池両容疑者が逮捕され、最後のオウム特別手配犯となった高橋容疑者、警視庁と防犯カメラの監視網
の中、さあどこへ逃げる!?
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